映画

だから勝手に親友だと思ってる

イーサン・ホークはいい奴で、だから勝手に親友だと思ってる。 2017年3月20日 どうもぼくには映画がいい。きのう見た映画は「マギーズ・プラン」。ここ1~2週間しんとした小説を読んでいた。だからもっと静かに生きなきゃと。きのう久しぶりにイーサン・ホ…

古書店の抑制の効いた調度が素敵だ

映画「丘の上の本屋さん」を見た。古書店の店主リベロと移民の少年エシエンとの本を通しての交流が静かに描かれる。店主が少年に最後に送った本のタイトルに意表をつかれた。エンドロールで流れるイタリアンポップスがずっと抑えていた感情を爆発させる。古…

エンドロールにはラ・メール

このラ・メールには泣いたなぁ。 2016年3月17日 いい映画だったなぁ。見終わったあと、ぽっとこころに灯がつくような。派手でも、名作でも、芸術的でもなくて、でも見て良かったなぁと思えるような映画。往年のマラソン・ランナーの話。 立ち止まったら負け…

もうおじいさんの僕にも

金曜日はなんだか贅沢な一日だった。本蓮沼で現場に行って、巣鴨でカキフライ定食を食べて、新宿DUGで新進気鋭のジャズ・ピアニスト聞いて、シネマ・カリテに飛びこんで、「コンパートメントNo.6」見て、これが良くてものすごく良くて、このままでは帰れない…

どんな絶望の中にあっても遠くに光が見えるような見えないような

寒くて寒くて、暗くて暗くて、寂しくて寂しくて、そんなロシアの平原の中をひたすら走り続ける寝台車を舞台にした物語だ。かつて北海道の学校に通っていた時、生家のある大阪と札幌との間を大阪発青森行き夜行寝台急行「日本海」に乗って何往復もした頃のこ…

みんなひたすら生きて行く

「ケイコ目を澄ませて」をようやく見ることができた。淡々と続く縄跳びが床を叩く音、リズミカルに打ち続けるグローブの音、たったったっと駆け抜けるランニングの音、そんな日常が少しづつ崩れていく。終わるものは終わって、敗れるものは敗れて。それでも…

なんだかんだ言っても神保町だなぁ

今はなき岩波ホール、いちばん好きだったのはこの映画だったかもしれない。昨日久しぶりに神保町に行った、様変わりしたけれど、やっぱりいい本見つけた。なんだかんだ言っても神保町だなぁ。 2017年2月4日 何という難しい映画だろう。それでもendroleが流れ…

もっともっと映画が見たい

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を見た。モリコーネはちっとも威張らない人。ふつうの叔父さんみたいな人だった。驚いたことが一つあった。僕の大好きな映画、about time のどしゃぶりの結婚式のシーンで使われていたのが、モリコーネの音楽だったのだ。…

世の中にはお似合いのカップルというのがあるのだと思う

すっかりウディ・アレンのこと聞かなくなってしまったけれど、どうしてるんだろう?もう一度元気な顔を見せて欲しい。待っているよ。 2017年1月29日 お気に入りの女優さんは一緒に年をとっていくから、しばらくぶりに会うと、わぁ、おばさんになったなぁと思…

その線の細さというか

イーサン・ホーク大好きです。でも年取ったなぁ。リアリティ・バイツの頃は線の細い青年だったのに。その線の細さというか、ナイーブさが好きだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ イーサン・ホークの監督作…

でも彼らは走り続ける

ドリス・ヴァン・ノッテンは庭からインスピレーションを得て服を作る。じゃ、庭を作る人は何からインスピレーションを得て庭を作るの?大地?自然?アート?神さま? どうも神さま?のような気がするけれど? 2018年1月21日 『ドリス・ヴァン・ノッテン ファ…

じんわりあったかくなりたい人は

クリスマス・シーズンのシネ・シャンテって、いいよね! 2014年12月25日 「アバウト・タイム-愛おしい時間について」映画はロマンティックじゃなきゃだと思ってる。ちょっと風変わりな家族の話。風変わりっていいなと思う。父親ビル・ナイ、こんなおとこに…

いいやつだと思う。

イーサン・ホークどうしているだろう?いいやつなんだ。 2013年12月14日久しぶりにイーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、大好きなふたりの俳優をbsで見ているbefore sunrise,なんておしゃれな映画だろう、before sunset 、そしてこんどはbefore midnight …

今いちばん好きなおじさん。

アメリカって、ニューヨークって、とっても非情な世界って思われているかもしれないけれど、とっても情が深いよって思うのだけれど。 2020年12月14日 いい映画は初めのワンシーンからこころに届く。初めっからずっーと「いい映画だな」「いい映画だな」って…

人生で大切にしなければいけないことは

年末だから映画、年の終わりだから映画。そんな習いになってずいぶんになる。でもこのコロナ禍で中断、でもそろそろ再開、で何にしようかなと。「ミセス・ハリス、パリへ行く」ロンドンのお手伝いさんミセス・ハリスがパリに行く、ディオールにドレスを作り…

単純すぎるかな?

年末にはしんみりした映画を見て、しんみりするのが習いだったのだけれど、このところの世相は、そんな風にさせてくれなくて妙にぷりぷりしている。年末くらいしんみりさせて欲しいのに。でも今年、年の終わりに見る映画は一応決めてある。 2015年12月9日 こ…

どれもが控えめでささやかなものだった

もうストーリーはすっかり忘れてしまった。「はじまりの街」なんだかいいタイトルだ。僕たちに寄り添ってくれる街という感じがする。僕たちはちっとも寄り添ってくれない街に住んでいる。これはやっぱりイタリア映画だなぁと思った。 2017年11月23日 トリノ…

映画ばかり見ていていいんだと思った

もっともっと映画が見たいなぁ。 2017年11月9日 この映画は語ろうとしてもなかなか語れない。見終わった後、言葉が溢れてくる映画と黙ってしまう他ないという映画があるけれど、この映画は後者だ。ただただ黙って見て、ずっと心の中にしまっておく、その静け…

ぼくらはいつもはしょぼっとしているけれど

しょぼっとしたおじさんの話しが好きだ。人生しょぼっとが大事だ。パリ行きたいなぁ。 2014年11月6日 「ウィーク・エンドはパリで」を見た。この間は「リスボンに誘われて」だったから、1000円ちょっとで、パリやリスボンで遊んでる。どちらも主人公は60余才…

どんな名作よりもどんな傑作よりもこんな映画が好き

南仏の風景なのだろうか、フランス語の語感なのだろうか、はたまた脚本なのだろうか、いいよねこういうの、好きだなこういうの。嫌なこと全て忘れてしまう。 2019年9月30日 重いことはいっぱいある。暗いこともいっぱいある。でもだからこそこういう映画なの…

やっぱり映画を見続けなきゃだ

年に一度の本棚の棚卸し、埃まみれになっているけれど、本箱は宝の宝庫なのかもしれない、本も音楽も映画もみんな僕を作ってくれたけれど、やっぱり映画がいちばん僕を作ってくれたように思う。中でもナンニ・モレッティとイーサン・ホークとレイチェル・マ…

いつまで続くことやら

映画「大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院」を見て、修道士みたいになるんだと思ったけれど、やっぱり修道士にはなれなかった。今ではほとんど打ち水をやっていない。でももう一度挑戦してみたいとも思う。気持ちいいもの。 2014年8月17日 修道…

年は取るものですね

実はcoming out しますけれど、かつて僕は東京のウディ・アレンを任じていました。そのことを後悔はしていません。そのあと色んな人を任じてきましたが、田中小実昌、ボナール、吉田健一などなど、でもいま70をすぎて、ありのままの自分でいいじゃないかと、…

これだっ、と

最近映画をみていない、パンデミックのせいもあるけれど、いけないいけない、こころがカラカラになってしまう。 2018年8月15日 本棚の整理をしていて、ついつい手が止まってしまうのは、映画のパンフレットが出てきた時だ。おぉ、これだっ、と。ジェレミー・…

一緒に生きてこれたことがうれしい

ふと思う、人生に大切なことはウディ・アレンに習った、っていえば言い過ぎかなぁ。でも考えれば考えるほどそう思ってしまう。 2020年8月9日 コロナ禍でずっと映画館から遠のいていたけれど、と言ってon lineで見る気もしなくて、でももうそろそろいいかなと…

でもこんな風に生きられればと思う

この映画のこと、全然覚えていない。でもダイアン・レインって、いいなぁと思った。ただそれだけが残っている。でもそれって、ダイアン・レインにとっては最大の褒め言葉なのかなぁ。 2017年7月24日 考えさせる映画ではない。名作でもない。でもこんな風に生…

ただただそこに在るひと

この自画像が好きだった。これまでのどの自画像とも違うのだった。自画像ってどうしても固くなってしまう、力が入ってしまう、ちょっとわたしえらいの、が入ってしまう。でもシャルフベックの自画像は違った。なんとも自然なのだ、なんともやさしいのだ。シ…

嵐の中を通り抜けていくイギリスの船

いま僕たちは嵐の中にいる、一体どうなってしまうのだろうと日夜、不安に苛まれている。そんなとき、嵐の中を通り抜けていくイギリスという船の話をする吉田さんは非常に落ち着いている。こういう時代にこそ、吉田さん。 2019年7月14日イギリスの片田舎の小…

成長しそびれた大人たちの成長譚

ちょっと、どうなんだろうこの映画?って思ってた、映画を見た後いつもパンフレットを買うかどうか迷ってしまう、だって自分の言葉で考えなきゃって思うから。今回はちょっとヒントが欲しかったから買ってしまった。読んでいて驚いた。まさに73才の誕生日に…

帰りにちょっと一杯も

2022年7月13日 今日は73回目の誕生日だ。何をしようかなと考えたけれど、今一番好きなのはやっぱり映画だから、映画をプレゼントすることにした。帰りにちょっと一杯もいいかなって思ってる。