2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いろんな道があっていい

雪ノ下の歩道は厚い板でできている。いろんな道があっていい。

トクサとシモツケ

日本画のようでもあり、アブストラクトのようでもあり、トクサとシモツケ、役者がそろっている。

風が吹き抜けていることがだいじ

旧大佛次郎邸、とことこと入っていくと、お庭でシャンパンを飲む家族。いいなぁ、こんどの誕生日はここで祝って欲しい。で、しごと、いつも飛び石は10~15cm間隔と信じて疑わなかったのだけれど、次郎さんの飛び石30~40cmはありそう。おおらかでいいなぁ、の…

神々は細部に宿り給ふのだから!

おぉ鎌倉、表札だってすごい、でよく見ると、旧大佛次郎邸。神々は細部に宿り給ふのだから!

「軽み」ってだいじ

雪ノ下、旧里見邸、2階茶室、お庭の上にぽっかり浮かんでいるよう、なにごとによらず、「軽み」ってだいじだなあ

そんなんじゃない道が

雪ノ下、この道もすきだった。苦難の道でもなく、楽勝の道でももっとなく、そんなんじゃない道がある事を教えてくれる道というのかなぁ。

電柱までもがうつくしく

ふたたびの鎌倉話題。この家が好きだった。道路と庭と駐車場と家とがまったくひとつにとけあっていて、おまけにt の字の電柱までもがうつくしく。

ここで眠ろうと思うことになってしまって

お墓のことを調べていたら、今までそんなこと考えたことなかったのに、あっ、ここで眠ろうと思うことになってしまって、今までお墓なんかいらないとずっと思っていたのに、で、どうしてだろうと考えているのだけれど、風景をつくるしごとをしてきたのだから…

もそんなところなのだから

レンガとフッキソウとアジサイと。そんなので食べているというと言い過ぎかな、でもそんなところなのだからしようがない。

ちょっとさわってみたりする

現場にレンガが届いた。レンガというものが好きなのだ。抱擁まではしないけれど、ちょっとさわってみたりする。

そうだったのだな

会場で一生懸命書き写したけれど 「それらを鍛える必要は少しもなかったのだな」だったとは、 汲む―Y・Yに― 茨木のり子 大人になるというのは すれっからしになることだと 思い込んでいた少女の頃 立居振舞の美しい 発音の正確な 素敵な女のひとと会いました…

だから決めた できれば長生きすることに

茨木のり子展に行ってきた 入ったところに大きく壁一面に赤い字で書いてあった。こんな大きな茨木さん、読んだことなかった。大きな茨木さんとてもよかった。 こんな時代だからこそ、茨木さんに会わなきゃだ。わたしが一番きれいだったとき 街々はがらがらと…

幸せな家だ

このお家にひかれるのは、どうしてなんだろうとずっと考えているのだが、答えが見いだせない。さっきのタチアオイの家とおんなじように、「家は草木より立派であってはならない」原則もありそうだけれど、平屋であるということもあるだろう。「家は空や雲を…

ただタチアオイだけなのだけれど

このおうちの玄関は、ただタチアオイだけなのだけれど、なんだかよくて。鎌倉には「家は草木より立派であってはならない」という不文律でもあるのだろうか。

里見紝はこの家の図面を

このあいだ西村伊作の評伝を読んでいたら、西村は佐藤春夫ととっても仲が良かったらしくて、佐藤は建築がとても好きだったことを知って、読んでみなきゃと思っていたら、里見紝はこの家の図面を自分でひいたらしくてやっぱり読んでみなきゃだ、柏木博さん流…

あそこで眠ろうと決まりさへすれば

さっき、自然葬やお墓のことをしごとにしているHさんとお話ししていたのだけれど、いろんなことがそうなんだと思った。Hさんのお話の中に、ぼくもそこに眠りたいなぁと思うところがあったから、そんなこと思うことなど今までちっともなかったものだから、人…

雪ノ下辺りのタチアオイの咲くお庭

この国のいい住宅地は、ほとんどがお金持ちの住宅地になってしまったのだけれど、鎌倉もそんなふうになってしまっているのかなと思っていたら、それはそこ1000年近くいい町やっているだけあって、どっこいそんな風にはなっていなくて、この町が好きな人の町…

どんどんどんどんなくなっていく

久しぶりに準三さんに会いに来たのだけれど、えっ、そう言えばうわさは聞いていたけれど、なにやってんだか、いろんなものがなくなっていく、どんどんどんどんなくなっていく、そりゃ形あるものはなくなっていくのだけれど、なくしちゃいけないものだってあ…

でもわかるのだなぁ。

唐突に大好きになってしまった辻原さんの本が届いた。「熊野でプルーストを読む」熊野とプルースト、どこでどんな風に結びつくのやらさっぱりわからないのだけれど、でもわかるのだなぁ。 http://www.amazon.co.jp/dp/4480428569/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8…

もう果たせない夢なのだが

ずっと長い間、熊野のことなど縁がなかったのだけれど、それは南方熊楠にはじまって、それでもまだそれほどでもなかったのだけれど、次に現れたのは、西村伊作で、まぁなんという人だろうなどと思い、より一層熊野が近くなって、西村の縁で「許されざる者」…

この誰もの人生に幸あることを

辻原登著「許されざる者」下巻いよいよ大詰め、風雲急を告げる、さてどなるのだろう。ドクトル槙、千春さん、勉くん、水野夫人などなど、もうみんな旧知のひとたちのよう。この誰もの人生に幸あることを祈ってやまないけれど。

もう地上に出てもいいのだろう

本屋さんをふらふらしていたら、こんなのを見つけた。キース・ジャレットにはねじれた思いがあり、いいなぁと思うのに知らんぷり。地下に潜っていた。でもようやく大きな声で「キース・ジャレットを聞け」と言っている人がいる。ようやくキース・ジャレット…

ここ10年ほど6月になると

ここ10年ほど6月になると読むことになってしまいましたが、いつまで続くんでしょうこのこと。いつまでも、いやもう来年あたりにはやめてしまうのかもしれません。年をとってしまったなぁ。 どこかに美しい村はないか 一日の仕事の終わりには一杯の黒麦酒 …

あと10年くらいかな

夕暮れの山の上ホテル。このホテルは家に帰るように、帰ってくる場所なのだろうけれど、そんな風になるためには、まだだいぶかかりそうだけれど、あと10年くらいかな。