2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『君、弱い事を云ってはいけない。』

最近、なぜか漱石さんを読んでいる。断片で時々出会う言葉がおなかの奥まで、滲み込むことが多いもんだから、いまごろようやく、漱石さんをちゃんと読んでみようということになったのである。それで、まづ岩波文庫・漱石書簡集。漢籍であるとか、文語体など…

見ていたに違いない。

久しぶりにf邸に行った。 シラカシの生け垣が、スギと漆喰の真壁を背景に風に揺れていた。 すっかり町の中で生け垣を見ることが少なくなってしまった。 simple is bestを標榜していた、steve jobsは、シラカシの生け垣を見ていたに違いない。

それぞれにうまかった

設計監理、設計打ち合わせ、完成を祝っての食事会。 今日も暑かったぁ。 でも、それぞれの熟れぐあいの果実、それぞれにうまかった。

夏はもう行くと言うから

夏はもう行くと言うから、ちょっとまだまだ暑いのだけれど、打ち水をして、なんとかかんとか気持ちだけでも涼しくして、くたびれているけれど、これでもリートフェルトの椅子だから、今日は半日夏とお別れしている http://www.youtube.com/watch?v=0-vlX8uRL…

これこそ、我が社の社歌にふさわしい

今日は、さくさくと仕事が終わった、さっきも書いたけれど、なんどもなんども言うほどに、さくさくと仕事が終わることは、気持ちのいいことらしい。もっともっと前に、そのことを知っておきたかった。そうしたら今頃、もっとパッとしていただろうなぁ。 そん…

花はどこへ行ってしまったの?

犀星の『庭をつくる人』で、すっかり魅了されていたのだけれど、きのうようやく、多摩センター・丸善・ジュンク堂で、そのラインナップの渋さに、さぁ読むぞ! ようやくお気に入りの文庫たちが出来たぞと、大喜びしたのだけれど、ちらと、かすめた悪い予感、…

もう一息です、でも行ってしまうのも寂しいです、もうすこし夏でいて欲しいです、相変わらず優柔不断です

おしゃれな路面電車

そう言えば、鉄道日本という言葉を忘れていました。LRTこそ日本の得意技のはずでしたよね。昨年高知に行った時、高知の魅力の最大のひとつは、かいがいしく働く路面電車『土電』なのだと思いました。負けないように働こうという気持ちになりました。 在欧3…

あなたはやってしまった。

松本で途中下車、何年ぶりだろう、こんなところで弥生さんに会うなんて、でも松本はあなたを生んだまち。ここのところ急浮上した弥生さん。あなたが正しいと思う。決してあきらめずに、断じて勝つまでたたかうんだと、80余年の人生。あなたはやってしまっ…

みどりの妖精

face bookの書き込みにアブサンのことが書かれていて、そうだそうだと思ってペルノー社のwebsiteを開いてみたら、いきなり what is luxury とひとこと。そしてヨーロッパでは、アブサンが『みどりの妖精』と呼ばれて来たのを知って決めました。これからは、…

こんな一日がまっている、いや

永井荷風のみならず、室生犀星もお庭の文学の人なのであった。うかつであった。七十までもうすこし、こんな一日がまっている、いや、いればなぁ。 「主人はたぎっている釜の湯へ新しい一杯の酌の清水を入れ、その杓で湯の中をしずかに廻して、そして茶器へそ…

胸がいっぱいになる

週末はこれに決まってる。「ヨーロッパ路地裏紀行」今週は、コペンハーゲン ・オウン・バンデット通り。もうなんにんの人々の裏通りの人生に耳を傾けてきただろう。そのどれもに、胸がいっぱいになる。今夜もクロージング・テーマとともに、斉藤由貴さんの「…

おいしくなくて、どうする

今晩はなにをつくろう。 えぃ面倒だ、冷蔵庫の中、のこった野菜をぜんぶ、じゃがいも、たまねぎ。ぴーまん、おくら、とまと、まっしゅるーむ、・・・・全部、鍋にいれちゃえ、ことこと煮ること30分。 ランドスケープの人、生物多様性がおいしくなくて、ど…

別の世界に通路を持つこと

『100分de名著』、今夜はヴィクトール・フランクル『夜と霧』 いままた、『夜と霧』が読まれていると言う。静かにじっと祈ることは出来るだろうか、でも一心に「音楽」にこころを開く、それなら出来るかもしれない。 「強制収容所の中であっても、ほんのいっ…