本
「オーウェルの薔薇」レベッカ・ソルニット著を読んだ。最近またオーウェルの名を聞くことが多くなった。権威主義体制を厳しく糾弾したオーウェルだけれどその思想の背後には<薔薇>があって、「大地の表面」の細々とした喜びを愛でる日常があった、そんなこ…
石田千さんは町を書く。ぼつぼつと読み続けたい。 2023年3月18日 石田さんは町を書く。どっちかと言うとしょぼっとした町を書く。あんまりしょぼっとしたくないけれど石田さんの本が好き。「休日のちいさな本」という章で、石田さんの好きなちいさな本が挙げ…
この古書店主、いいね。 2023年3月18日 映画「丘の上の本屋さん」を見た。古書店の店主リベロと移民の少年エシエンとの本を通しての交流が静かに描かれる。店主が少年に最後に送った本のタイトルが意表をついた。このストレートさがずっと忘れていた真っ直ぐ…
もうあまり西村伊作の名前は聞かなくなってしまった。かっこいい人だったなぁ。 2020年3月15日 コロナ・ウィルスの影響というのか、余波の余波を受けて、少しふさぎがちな日が続いていたけれど久しぶりに現場に出た。季節の木々と朝の光と職人たちと、やっぱ…
「雨の日はソファで散歩」10年以上も本箱の隅に眠っていて最近ようやく掘り出されて、まさに今読まれるべき時に出てきてくれた。そう言えば最近は隠居暮らしという言葉は聞かなくなって定年退職なんていう身も蓋もない言葉になったけれど、やっぱり隠居でな…
「優雅な生活が最高の復讐である」カルヴィン・トムキンズ著を読んだ。 ずっと読みたかった本だったけれど、長く手に入らなくて、ようやく改訂版を手に入れた。装丁も素敵だ。この書名がずっと気になっていた、でもいったい何に復讐するのだろう?、それで今…
庭だって歴史を変える力があるんだから! 2012年3月7日 再びのお庭文学、ノイバラと江戸の植木屋清蔵、主役ではないが、お庭のひととしては、これらばかりに目が行く。コッツウォルズのオープンガーデンなんて言うのも出てきて、申し分のないお庭文学。どん…
本は装丁がたいせつ。本屋さんも店構えがたいせつ。こんな本屋さん作りたい!
男子なのにan・an が好きだった。 2020年3月7日 an・an 創刊50周年!おめでとうございます。ということは僕が二十歳の時に生まれたんだ。お疲れ様でした半世紀。いろんなことがありました。
いつまでも「おうちだの、お庭だの」と言いつづけていたい。 2012年3月4日 お庭文学というのがあるだろうと、そんなのを探してきては読んでいるのだけれど、持田叙子さんの「荷風へ、ようこそ」は、従来荷風と言えば、散歩のひと街歩きのひと、ばかりが喧伝…
第2巻「スワン家のほうへII」の真ん中あたりまで来て、また止まってしまって一年ほどが経つ、わぁ、なんて意思が弱いんだろう、だめなんだろう?別に「失われた時を求めて」を読了できなかったからといって、人生が台無しになる訳ではないんだから、でもずっ…
この本はずっと持っていたい。どこがどういいんだかうまく言葉にできないけれど、とにかく品があると言うのかな。 2021年2月21日 ちらちらと目を通しつつ、通読するまでは至らなかったけれど、先日寝床で読んでいたらなんともいい気持ちになって、何十年ぶり…
3月2日はBooks 散歩社の3度目の出動。寒い寒い1日、そんなお天気のせいもあって、立ち寄って頂ける方はぽつぽつ、それでも寄っていただけた方は熱く本と向き合っておられた。そんな方が来られると強くハグしたくなる、本っていいよねっ!今年はリヤカーを購…
今日は一日多摩中央公園で古本屋のおじさんをやっていた。寒かったぁ。ここで一日座っているといつも思う。どうしてこんな風になってしまったのって?でも、ずっと座って考えていると、いろんな人とお話してると、また少し元気になってくる。悲観ばかりして…
ボソボソボソボソとが、とってもいいよね。 2020年2月27日 高校生の時、青砥は須藤に付き合ってほしいと言った。昔の高校生はよくそんな風に言ったものだった。須藤はノーと言った。そのあと別々の人生を歩んで50を過ぎた頃、青砥と須藤は、生まれ育った町の…
ずっと昔、村上さんてどこがいいんだろうと思った。50年くらいの時間がたって、今ようやく、あ、なるほどなと思う。確かにこれをなんと呼べばいいんだろう、とりあえず、ポップだなぁとでもよんでおいて、またしばらく読んでみよう。 2022年2月23日長い旅が…
久しぶりにBooks 散歩社が出動します。3月1日多摩中央公園パークライフショー、大池前テラスにてのんびりぼんやり古本屋のおじさんをします。遊びに来て下さい。だから今日はどんな本を出そうかなって選書作業中です。これが中々難しいでも楽しい、今回はち…
このぼろぼろ具合がなんとも愛おしい。 2012年2月17日 あした何しゃべろうかなと考えていたら、やっぱり行くつく所はこの本で、久しぶりに本箱から取り出してみたら、やっぱりいい顔している。本にいい顔があるのかどうかわからないけれど。
もう二度と読まないだろうけれど、本棚の隅にずっと眠ってる。 2012年2月17日 引き続き、こんな本も出て来て、昔の本というのはほんとうに頼もしい顔をしている。造園学などと言うものを志した頃にアルバイト先の設計事務所の先輩が、これを読みなさいという…
恭平さん、次はどんな本を書いてくれるかな。 2021年2月7日 坂口恭平さんのことはずっと遠くから眺めていたけれど、初めて買った本は建築の本ではなくて、cook 料理の本で、この本の中で恭平さん自身もやっぱり一番大事なのは食べると言うことだと気が付いた…
いつ出会ってもいいこと言うなぁ。それにしても本をスケッチしておくと言うことは楽しことだったんだ。 2021年2月6日 ふむふむととりあえず読みおえて、いいような悪いような、よく分かったような分からないようなで、しばらく放っておいて、又初めのページ…
「建築家よりも大工。アーキテクチャーよりもカーペントリー」 千葉さん、好きだなぁ。僕もヤンキーなのかなぁ? 2021年2月6日 ひょっとして、ソクラテスって千葉さんみたいな人だったのかなぁと、ふと思った。 語り合える人 ひたすら無意味だけど、なんか気…
何度読んでもこの話好きだなぁ。 2017年1月31日 ウィリアム・モリスのことを時々知りたくなる。だからむかし買った「ウィリアム・モリスの庭」を取り出してもういちど読んでいた。で、きのうこんな一節に出会った。「ある時彼は一人の女性に、自分の講演が良…
MRIの結果、一応はシロ、良かったということでひと休み。この頃はひと休みばっかりしている。一応ここはBook Cafe なので、こんなのがあった「僕はモネ」このシリーズはなかなかよい、だからしばし「モネ」になっている。
イエローなかぁちゃんとホワイトなとうちゃんとグリーンな僕のパンクな物語。国も文化も世代も乗り越えて、今日もパンクに悪戦苦闘する家族の物語。 「この子に向けられた母親の眼差しは、とても優しく愛に満ちたものであるが、それだけではない。ブレディー…
「孫と居る」という新しい体験をしている。新しいひとはいろんなことを教えてくれる。僕らが伝えなきゃならないのに。 2022年1月16日 先週、「八日目の蝉」を読了した。凄いな角田さん、角田さん読むの初めてだった。これからも読むか迷ってる。怖い作家だと…
今年最後に言いたいこと。 新図書館プロジェクトは「知の地域創造」ではなかったのですか。もし「知の地域創造」だというのでしたら、「緑陰の読書」だというのでしたら、「公園の中の図書館」だというのでしたら、緑陰の下を図書館の門を潜りたかったです。…
久しぶりに神保町を歩いたのだけれど、とっても元気をくれた、この国もまだまだまだ捨てたものじゃないぞと思った。本の街はまだまだ生きている。中でもこれこそ僕の場所だ、ようやく出会えたと思ったのは、「無用の用」なんだか自分のことを言われいるよう…
「アメン父」を読んだ。これまで何人かのおじさんに憧れてきた。田中小実昌さんは僕のおじさん遍歴の中でも最初期に憧れた人だ。あの飄々とした風情が好きだった。「アメン父」で田中さんが牧師だったお父さんのことを書いている。伝記でも思い出話でもなく…
ギフトブック2023というからはるばるやってきた、神楽坂かもめブックス、至福の本屋さん。どうして知ってるの僕のこころ。「本を読んでも救われない、でも本を読んだら耐えられる」というから。買ってしまったいろいろと。