ハワイのお爺さんたちのことを

今日は仕事のつもりだったけれど、ココロは春分の日でお休みだということを知っているから、ちっとも仕事など手に付かなくて、PCの前で永井宏さんを読みながら、年をとっても海のそばに住んで日がな一日海を眺めて過ごしているハワイのお爺さんたちのことを…

古書店の抑制の効いた調度が素敵だ

映画「丘の上の本屋さん」を見た。古書店の店主リベロと移民の少年エシエンとの本を通しての交流が静かに描かれる。店主が少年に最後に送った本のタイトルに意表をつかれた。エンドロールで流れるイタリアンポップスがずっと抑えていた感情を爆発させる。古…

それらをごぼう抜きにして競り上がってきている時間

この本がこんなに好きだったんだ。その後こんな風に思える小説を読んでいない気がする。 「火山のふもとで」が素晴らしかったのか、僕が探していたものがこの本の中にあったからなのか。どっちだろう?浅間山麓、小さな仕事場、ルノーらしき欧州車のエンジン…

もうそんことはどうでもよくなって

外はうらうらとしたいい天気で、だから何をしようかと、まっ、本でも読むかと思った。この間、石田千さんの「月と菓子パン」を読んでいたら、永井宏さんの本を大切にしておられると書いてあって、石田さんと永井さんって全然違うのになと思ったけれど、永井…

そうだもういちど永井さんに

石田さんは町を書く。どっちかと言うとしょぼっとした町を書く。あんまりしょぼっとしたくないけれど石田さんの本が好き。「休日のちいさな本」という章で、石田さんの好きなちいさな本が挙げられていた。ちょっと意外にもずっと疎遠だった永井宏さんの本が…

そして散歩するように本を書く

松本に行きたい!小川糸さんは散歩するように旅をする、ラトビアにベルリンに松本に、そして散歩するように本を書く。 「それにしても、松本ってなんていい町なんだろう。以前行ったのは、「ファミリーツリー」の取材の時。あの時は冬だった。その度に思うけ…

僕たちが失ったものばかりだ

なんだか元気になる本だった。この元気のもとはなんだろう?自主独立の気風、何世代何世代もの間に流れる時間の堆積、田舎の草木や青い空、街の品格などなど。僕たちが失ったものばかりだ。辛うじて生き残っているのは本かな?モンテレッジォの人々が村から…

新宿をぶらりとしていると

その後DUGで休んでいたら、となりにすわっておられたのが伊藤比呂美さんだった、お話ししたかったけれどさすがに声をかけられなかった、せめて比呂美さんの本をもっと読もうと思った。新宿をぶらりとしていると面白いことが起こる、面白い街だ。

イタリア人みたいになれるかなぁ?

新宿三丁目イル・バーカロ、以前夜に来た時にはほんとの酒飲みではない僕にはちょっと敷居が高かった、お昼はどうかなと今日来てみたらすっかり馴染んでしまった。「空豆とえんどう豆のグリーンソーススパゲッティ」は春を食べているようだった。願わくば地…

またちょっとだけ前進だ!

わぁ、疲れたぁ、たいへんだったぁ、でもやって良かった、とっても小っちゃな風景だけれど、いま僕がいちばん作りたい風景だった。ようやくの一里塚かな、またちょっとだけ前進だ!

本屋さんは楽しい!

ON READING という写真集がある。人が本を読んでいるところばかりを撮った写真集だ。昨日の多摩中央公園はON READING みたいだった。やっぱり人が本を読んでいる風景っていいと思う。Books 散歩社の旗揚げ出店。本屋さんは楽しい!

「読む」というより、一緒に「居る」もの

一箱古本市に向けて自室の本棚からの選書。本はやっぱり時々耕してあげないとなぁと深く思う。堀起こしたり並べかえたり廃棄したり、そんなことをしていると本たちもだんだん気持ちよくなってくるのか、いろいろ語りかけてきてくれる。「ずっといっしょに居…

頼むよ!って、何を頼むの?

いよいよ選書作業に入っている。あんなこともしてたなぁ、こんなこともしてたなぁ、と考えながら。そんなことをしていて思うのは、結局どこまで歩いてきたんだろうということ。それでも、ひとまづこの世界からこの本からは離れようと決めて手放す本を決めた…

心の中で言っておいた

Kから本が届いた。こんど一箱古本市というのをするから、処分してもいい本があったら送ってと言ったら、送ってくれた。ありがたいものだなぁ友達というのは。今度困ったことあったら言ってねと、心の中で言っておいた。

楽しく本と触れ合う一箱古本市をやることにしました

3月4日(土)多摩中央公園で3回目のパークライフショーが開かれます。中央公園の改修計画を前に、多摩中央公園がどんな公園になればいいかなぁということをみんなで企画提案してちょっと早い春の一日を楽しもうと言う催しです。で、私たちカフェ・ドゥドゥは…

今日もやっぱりぽかぽかと気持ちがいい

4年前の今日もやっぱりぽかぽかと気持ちがよくて、4年たった今日もやっぱりぽかぽかと気持ちがいい。 2019年2月20日 今日はポカポカとして気持ちがいい。そんなことを考えていたら、ここのところ読んでいた保坂さんの本のことを思い出した。悲しいとか楽し…

やっぱりいいな吉田さん

そうなんだよ、そうなんだよ、吉田さん好きだなぁ。「そうやってなじんでいく、なじむほど時間は親しいものになります」それなのにそれなのに、たった30~40年でこれでもこれでもかと全てを壊していくんだから。もっともっと時間と仲良くなろうよ! 2016年2…

内田光子さんが大好きになりました

僕も時々、内田さんのお父さんみたいな気持ちになります、僕みたいな親からよくもまぁって! 2016年2月19日 もうひとつ「考える人」でよかったのが、ピアニストの内田光子さんのことで、光子さんがたまに日本に帰ってきてもお父さまは演奏会にほとんど出かけ…

街に、緑に、本に

なぜか突然、一箱古本市@park life show in 多摩中央公園 in march 4 th 2023 を思いついた。このところ連戦連敗の多摩ニュータウンのまちづくり。もう我慢ならない。みんな僕を怒らせたらどれほど怖いかを知らない。それでも勝算が有るわけではない。でも困…

どちらにしてもつまんないことだ。

まちのデザインなんていうことをもうみんな言わなくなってしまったなんて思っているのは僕だけだろうか、かつて「街は恋人です」なんてことを、なんの衒いもなく言っていた僕でさへ、最近はもうそんな事言わなくなってしまったもの。それほどチャーミングな…

港に帰ってきた軍艦のように

立川PAULここがいい。吉田さんやっぱり分かりにくい、でもこのおじさんが好き。「その日々を自分自身であって過ごしているのでなければならなくて」吉田さんはいつもこんな風にいう。「人生の暴風雨をしのいで港に帰ってきた軍艦のように」こんな風に年をと…

今日のお供はこれ!

お腹いっぱいになったし、お天気も良さそうだし、ちょっと下まで散歩とコーヒー、今日のお供はこれ!しあわせにしてくれるかなぁ?

須賀さんのなんと素敵なこと!

白いブラウスを着た 2018年2月7日 孤独というものはわかりにくいものだから、だから余計に恐れるのだけれど、須賀さんが言うと、孤独というものが須賀さんみたいにふくよかで笑みさへ湛えているもののように思えてしまう。抽象的でよくわからないことでも、…

喜びはどこか遠いところにあるのではなく

最近はまた「生きるとは料理である」の周りをうろうろしていて、「白ごはん」というサイトの周りをうろうろしている。 2021年2月7日 坂口恭平さんのことはずっと遠くから眺めていたけれど、初めて買った本は建築の本ではなくて、cook 料理の本で、この本の中…

なんだかんだ言っても神保町だなぁ

今はなき岩波ホール、いちばん好きだったのはこの映画だったかもしれない。昨日久しぶりに神保町に行った、様変わりしたけれど、やっぱりいい本見つけた。なんだかんだ言っても神保町だなぁ。 2017年2月4日 何という難しい映画だろう。それでもendroleが流れ…

春だからお祝いしなきゃだから

春だからお祝いしなきゃだから立川ギャラリアの誘惑断ち難く、慣れない昼飲みに!お相手は吉田健一さん。

夏彦くんとヘガティ

この本がなんだか好きで、本の好きのなり方にこんなのがあるのだなぁと思った。で、表紙をスケッチしてみたのだけれど、夏彦くんとヘガティはまさにこういうやつなんだろうなぁ。 2019年1月29日 川上未映子さんの「あこがれ」を読んだ。川上さんは変てこな人…

今できることさえやれればいいな

最近はちょっとココロがささくれだっているけれど、久しぶりにこの本のことを思い出して、ほっとしている。「美しいこと」なんて言葉にするのが難しいようだけれどシンプルなことなんだ。 「無理しないでじわじわじわじわ今できることさえやれればいいな」 …

街には変わっていいものと変わっちゃいけないものがある

日曜日に多摩中央公園改修計画の市民説明会があった。街には変わっていいものと変わっちゃいけないものがある、街の中央公園は軽々に変わっちゃいけないものだと信じる僕は、この改修計画をとても危惧している。今回の説明会では僕の危惧は幾分小さくはなっ…

生まれるときは緑がさぞかしきれいだろうって

「おじいちゃんの先生がね、子どもが生まれるときは緑がさぞかしきれいだろうって言ったの」きっとそうだよ。おじいちゃんの先生いいこというなぁ。 2022年1月16日 先週、「八日目の蝉」を読了した。凄いな角田さん、角田さん読むの初めてだった。これからも…