ずっと気まずい沈黙が続いている

今日のノルマは一応達成したので下まで降りてきた。銀蔵か、サイゼリアか、スターバックスか、迷った末にスターバックスに落ち着いた。なんとも貧しい選択肢だけれどお供は一流中の一流、木下杢太郎だ。ただ今日はどうもページが進まない、木下杢太郎を前に…

もうこの歳でパリ郊外に留学なんて

まだまだこれ以上、この国がおかしくなるのだったら、本当にベルサイユ高等園芸学校に行ってしまうからね。この国だけじゃなくて、東京も、多摩ニュータウンもだけどね。2017年11月27日 このところ東京の公園や緑地についての本を読むことが多い。きっかけは…

一曲かけてくれないか。ぼくの好きなやつを

ある時、some of these daysを、サルトルが「嘔吐」で引用していると知って、さすがサルトルさんいいとこに目をつけるなぁ!と思っていた。ところで some of these days ってなんて訳すのかなと思っていたけれど、「いつか近いうちに」でいいのかな? 私はウ…

おっとりぷっくらした須賀さんの写真の横で

今の時代にこういう言い方が許されるのかどうかわからないのですが、僕にとっての須賀さんは、今はもう居なくなってしまった日本のお嬢さの面影を残す方でした。2014年11月22日 久しぶりの横浜、須賀敦子展、須賀さんはなんと言っても手紙がいい、おっとりぷ…

ただただしんとしているのだ

この20年ほどの間に巡り会った廣津さんや、木下さんや、吉田さんは本当にかっこいい。こんなに素晴らしい先輩たちにめぐりあってるのに、いまひとつぱっとしないなぁ。 2016年11月19日 広津和郎の「壁の風景画」を読んだ。広津和郎は初めてだし、大正から昭…

このままでは木下杢太郎にはなれない

木下杢太郎みたいな人になりたいなぁと思った頃がある。ある本に「木下杢太郎は選集でなく、全集で読まなければならない人である」って書いてあって、そうか木下杢太郎になるためには全集を読まなけばならないんだと思った。それから10年以上が経つ、でも全…

おじいさんが書くとても愛らしい本なのだ

そろそろまた、庄野さんに会いたい。 2017年11月14日 老夫婦のひたすら何も起こらない淡々とした日々。書かれているのは、庭のバラたちと庄野夫人のピアノ教本ツェルニーの進み具合、庄野さんの唱歌を中心とするハモニカ演奏と、ご近所から受け取ったり届け…

わくわく

久しぶりの小旅行、わくわく。お供は堀江敏幸さん。

何かと言うと、オルムステッド、オルムステッド

誰もが知っていそうで、本当は誰も知らなかったオルムステッドが今度こそ、姿を見せてくれるのだ。僕が学生の頃、ランドスケープ・アーキテクトとは一日3回、セントラルパークに向かって、お祈りを捧げる人たちのことだというジョークを聞いて、おー、いいな…

ソローという人は僕らの先生になれる人だ

この本は一生懸命読んだ、そうだそうだと言いながら読んだ。そういう本はそんなにたくさんあるものではなくて、たった一人で散歩しながらメモをとりながら、そんなことなら僕にもできるよ、と思ったからなのだろうな。大思想家でもなくて、大哲学者でもなく…

それでもここいいわと

もっと読めば、悩みなどどこかに飛んでいってしまう。モンテスキューの言うことだから信じていいと思う。文喫いいのだけれど、多摩からは遠くて。 2019年11月2日 遅まきながら六本木「文喫」初体験、時間がなかったから入り口辺りをちょっとだけ歩いただけだ…

それでようやく人生おしまいというような

本気で古本屋のおじさんやろうかな。 2017年10月31日 いち日、古本屋のおじさんをやっていて気がついた。古本屋のおじさんは いち日 にしてならずなのだと。毎日毎日少しづつ上から下から丁寧に一冊の本を眺めまわして、もうこれはいいかなと、見知らぬ誰か…

やっぱり吉田さんはいいなぁ

こういうこというから、吉田さんが好きだ。1軒の本屋、1軒の食堂、1軒の洋服屋、そんなのがあれば十分なのだ。 2019年10月31日 町をとぼとぼ歩いていてずっ考えていたことがある。ひとつのパン屋さんやカフェの付属品として町が存在するんだなということ。や…

そして直接の体験があるかどうかですと

かっこいいおばさんだなぁ。まだ一冊も読んでいないのだけれど。 「意見を持つのは極めて容易ですが、わけても大切なことは、その意見の基礎に、具体的な知識と情報、そして直接の体験があるかどうかですと。時に挑発的で刺激的でもあった独自の言論はけれど…

酔うとまるで子供のように無邪気になって大騒ぎして

昨日も飲んだのだけれど、僕は青柳瑞穂派なんだなぁ。酔うとまるで子供のように無邪気になって大騒ぎして、そしてばたんと寝てしまう。色んな酔っ払い方があるんだ、でもみんな楽しそう。阿佐ヶ谷会入りたかった。 「井伏鱒二は、長い時間をかけてゆっくりと…

僕はその時の秋澤君の敬礼をいつまでも忘れることができない

奈良、そうそうあんな事もあったなぁ。奈良ってやっぱり特別な場所かもしれない。「靄が出て、庭が暗くなって来たので、僕たちはようやくそこを立ち去ることになった。門の所までかえると、秋澤君はそこで突然、くるりとうしろに向きかえった。そしてそこに…

古書・里山堂

こんど生まれてくる時には、すっかり古本屋のおやじさん 2017年10月29日 本降りになった雨にもかかわらず、戸惑いつつも武蔵五日市・生活クラブ生協・協同村に古書・里山堂を開いた。でも楽しかった。古民家と古書店ってとても相性がいいことを、本を肴に色…

もちろんそんなものはある訳なくて

上林暁の時代は暗い時代でもあったろうに、それでも淡々と飄々と生きた上林暁や井伏鱒二などの文人たち。どんな時代であっても、人生を良きものとして生き続けた人がいるのだなぁ。なんか暗澹たる思いがすることが多いこの時代だけれど、淡々と飄々と生たい…

私は私のままのバアさんになる

お、これは必読書だと思ったけれど、初めに読んだ時には、古今東西の偉人、哲人の死生観や老いについてが、これでもかこれでもかと出て来てしまい、結局うまく整理できないままになってしまった。でもたくさんついた折り目のページを再読しているうちに、少…

「そこにいる」というその事実に比べたらやっぱり

最果さんは、詩集「恋人たちはせーので光る」を読んだけれど、今ひとつぴんとこなくて、でもやっぱり最果さんのこと知りたくて、こんどはエッセイにしてみたら、ぽんぽんと歯切れが良くて、そうかそういうことだったんだというような、パラダイムシフトとい…

などと思ったりもするのでした

やっぱりここに寄ってしまう。どうしてかな?ここだけはかろうじて今のこの国じゃない、と言うのはいい過ぎだろうか?お供は最果タヒさん。 「なんていうか、ポジティブの原点には、完全に甘えのないネガティブがあるのかなぁ、などと思ったりもするのでした…

だからとりあえずビールで乾杯

久しぶりの下北沢、本とビールと人と緑と街、それがボーナス・トラック。こんなに賑やかになってしまって、うれしいような、うれしいような。いつもなら悲しいようなと続いてしまうのだけれど、ここは素直によろこびたい。本屋さんB&Bはいつもながら棚揃えが…

これがなかなかかわいい

ル・ノートルってかわいい人だったんだなぁ。人間、可愛げがなきゃいけない。 2015年10月8日 ここ数年に携わったお庭について振り返る必要があって写真を整理していたら、その数がとても少ないので落ち込んでしまった。でもこのあいだ読んだ「庭師が語るヴェ…

もっともっと「ててよ」って言ってほしい

今日はとても寒いからセンセイの家からの帰りに寄り道、国立の「日日」今日の憂いは今日にて足れりとも言うし。お供は「夢十夜」」夏目漱石作。 「喜いちゃんは子供心に、こうして裏の長屋を見下すのが愉快なのである、造幣へ出る辰さんが肌を脱いで酒を呑ん…

湖水のほとりにはポプラがある

たったひとりの人間の存在はやっぱり大きい。立原道造がもっと長く生きていたら、今の東京はこんな風になっていなかった? 2021年10月2日 「立原道造・風景の建築」岡本紀子著を読んだ。いま立原道造や堀辰雄が好きだというのは、ちょっとはばかれるようなと…

ぼんやりと形にならないものを、不明瞭なままで見つづける力

今いちばん好きな作家は堀江さんなのかもしれない。なんだかよくわからないけれど、そうかこのよく分からなさがいいのだ、分からないことは分からないままでいいじゃないか、人生というのはそういうもやもやしたものなのだな、と堀江さんは言う。 2020年9月2…

それで今コトコトとかぼちゃを煮ている

ベッドの中で大貫妙子さんの「私の暮らし方」を読んでいたら、かぼちゃの煮つけ方が書いてあって、美味しそうだなと思いながら眠りについた。そうしたら今日、野菜のひき売りをしているアコちゃんがやってきて、かぼちゃもあるよと言うから、昨日ちょうどか…

とにかく鉛筆を握るんだと

文化村のナディフでこの本と目があったとき、いいに違いないと思った。でも難しかった難渋した、で今日ようやく読了した。これまでドガにあまり惹かれることはなかった。でもこの本を読んでドガいいぞと思った。デッサンがすべてだ、とにかく鉛筆を握るんだ…

「庭って楽しいものなんだ」という

六義園を文化財にしてしまってはいけない。もっともっと使い倒さなきゃ!もっともっと遊び倒さなきゃだ! 2017年9月25日 僕たちはこれまで豊かな庭園論を持ちえていなかったような気がする。これまで庭を論じた本で、これは面白いと思うものに出会ったことが…

ポートレイトがかっこいい

この頃は食後に&Premiumのバックナンバーを読む。様々な人が書く書評が楽しい。写真、特にポートレイトがかっこいい。