映画

帰りにちょっと一杯も

2022年7月13日 今日は73回目の誕生日だ。何をしようかなと考えたけれど、今一番好きなのはやっぱり映画だから、映画をプレゼントすることにした。帰りにちょっと一杯もいいかなって思ってる。

映画には忘れがたい都市の風景がある

「わたしは最悪」見なきゃだ。風景づくりに携わるもの、先生は、街歩きと映画に決まってる。オスロの街は何を教えてくれるのかな? 「ヌーヴェル・ヴァーグのパリ、マーティン・スコセッシやウディ・アレンのニューヨークなど、映画には忘れがたい都市の風景…

一緒に人生を終えようねって

そんなアレンもme too 問題の後、すっかり影をひそめてしまった。もっともっとアレンでしか撮れない映画を見せてほしかった。一緒に人生を終えようねって思っていたのに。 2018年6月28日 この映画をどう考えればいいんだろう。ウディ・アレンはいつもウディ…

このところいっぽん横棒が加わって

木と本という字はこんなに似ているのだと気付かせてくれた映画だった。 2021年6月24日 「木」がいいなと思って生きてきた、このところいっぽん横棒が加わって「本」がいいなと思ってる。本とニューヨークと風変わりな人々とジャズと。お気に入りが4つも揃う…

若い人生きてるじゃないかって思った

今の若い人たちは大変だなと思っていた。我々の頃は大変じゃなかったかと言ったらやっぱり大変だった。いつだって大変さは変わらないのだったら、「愛がなんだ!」なんて言って嘘ぶいていればいいんだなと思った。 2019年6月15日 今の若い人は大変かなと思っ…

残るは東京堂だけか

岩波ブックセンターもなくなってしまった。岩波ホールも閉館だという。もっともっと長生きしてくれてもおかしくなかったのに。残るは東京堂だけか。 2019年6月11日 久しぶりの神保町、やっぱりいいな。何がいいって何がいいんだろう。反知性の時代の神保町。…

少年の弾くバッハの素敵なこと!

こういう父親でありたかった。その思慮深さにおいて。 2018年6月2日 北イタリアの避暑地の邸での一夏の恋の物語。考古学の研究者を目指す24歳のアメリカ人青年と音楽と読書を愛する17歳のイタリア人少年。映像がひたすら美しい。少年が弾くピアノ、田舎道を…

ぴょんと飛び立つサンドラ

もうストーリーは忘れてしまったけれど、この映画のラストシーンは僕が見た映画のラストシーンの中で3本の指に入るかもしれない。映画も人生も終わりよければすべてよしなんだなぁ。 2019年5月27日そろそろ禁断症状が出ていた。そろそろ見なきゃだと思ってい…

「シェルブールの雨傘」みたいなOpen garden

雨なのにOpen garden。なのに10余名が来てくださって。だから雨も3時過ぎには退散して。庭の力ってすごいよね。Open gardenを始めて数年がたつ。ようやくわきあいあいの会。庭のチカラ、植物のチカラ、お茶のチカラ、お菓子のチカラ、溶けて混じって、ひとつ…

もう諦めていたのに

むかし京都、三条蹴上にcarco30という喫茶店があった。主人は京大のLだという噂だった、女主人は藤田嗣治が描く女性のような人だった、丸い大きな木のテーブルの上には大きな花束がいつも活けてあった、窓からはいつも西日が射していていつも古いジャズが流…

こう言う味わいの映画もあったのだ

映画が見たいなぁ、フランス映画が。 2017年4月29日想定していなかった様々な困難に見舞われながらもひたすら前を向いて歩き続け、職業とする「哲学」の力を借りながらも時には涙をこぼすこともありながらも未来へと歩を進める女哲学教師をイザベル・ユペー…

「まいにちがお花見」の我がまち

映画を見ているようだ。 2014年4月7日 多摩ニュータウンを舞台にした映画に「まいにちが日曜日」というのがあった。さっき宝野公園を通ったら、「まいにちがお花見」の我がまちだった。

なんだか気が合うなぁと勝手に思ってて

イタリア人の友達がいると勝手に思っててて、なんだか気が合うなぁと勝手に思ってて、それはナンニ・モレッティで、とてもいい奴だから。 2016年3月28日 ナンニ・モレッティは、いかにもイタリア人で、おかしくて、ハンサムで、正義感が強くて、いつも歌って…

ぼくにはイーサンみたいなのがいい

イーサン・ホークには30そこそこの時に出会っているから、随分長い付き合いだ。イーサン・ホークと一緒に年をとっていけている事がうれしい。 2017年3月20日 ぼくには映画がいい。きのう見た「マギーズ・プラン」ここ1~2週間しんとした小説を読んでいた、…

ぎくしゃくとしつつも、ぶつかりあいつつも

ぎくしゃくとしつつも、ぶつかりあいつつも、少しづつ少しづつ心を通わせていくモードとエベレットのお話。 2018年3月19日 映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を見た。とても不遇な人生を歩んできたのに、いつでもとてもチャーミングで、で…

エンドロールにはラ・メール

いつかそう遠くない日に介護施設というものに入るのかもしれない。この老ランナーが言うように、みんなで折り紙なんて嫌だし、でもぼくはランナーでもないし。 2016年3月17日いい映画だったなぁ。見終わったあと、ぽっとこころに灯がつくような。派手でも、…

じいちゃんと孫娘の話を始めようと思う

ばぁちゃんと孫息子の話を見た。これからじいちゃんと孫娘の話を始めようと思う。 2016年3月2日 お葬式ではじまり、お葬式でおわる映画、でもちっとも悲しくない。かわいいばぁちゃんと夢見る孫が心を通わせる。人生のはじまりとおわりが自然に穏やかにまあ…

そうだよなぁ、そうなんだよなぁ!

「自分がなにものでもないことがようやく分かって」 そうだよなぁ、そうなんだよなぁ!「70歳から80歳までが一番楽しい時間なんだ」そうかぁ?そうなのか?でも面白い映画が言うと信じてしまうなぁ。 2018年2月28日 南仏の夏、終始セミがないていて、映画を…

ぽつぽつ・ぽつぽつとしたかんじがいとおしい

全編しょぼっとしているのに、なんだかあったかい、女優陣のすばらしいこと! 2017年2月21日 フランスの郊外の団地を舞台にした3組の少しくたびれた男と女のささやかで、静かで、控えめな物語り。このパンフレット、みんながぽつぽつと歩いてる、そのぽつぽ…

冷徹なリアリスト、スコット・トーマスから目を離せなかった

時代を生き抜くには冷徹なリアリズムこそ必要なのだと教えてくれた映画であったのだけれど、そう簡単にリアリストになれるわけでもなく、でも生き続けなくてはならないし! 2016年2月4日 映画「フランス組曲」を見た。すっかりバッハの「フランス組曲」を主…

決して希望を失わないでいようよ

決して希望を失わないでいようよ、なんて言われても、でも分かった、ちょっとだけ信じてみようと思う。それにしても岩波ホールがなくなってしまうらしい。好きなものたちに限って無くなっていくのだから。 2017年2月4日 何という難しい映画だろう。それでもe…

ずっしりと心に響くわけではないけれど

なかなかだなぁというか、フランスだなぁというか、しゃれてるなぁというか、まぁひとことでは言えないけれど、でも、こんな人やこんな風景やこんな街やこんな音楽やこんな時代があったなぁと、そのどれもが今やもうどこを探してもなくて。ずっしりと心に響…

僕はライト派だなぁ

「長く生きるほど、人生はより美しくなる」フランク・ロイド ・ライト の言葉を信じて、さぁ今日も仕事をしよう!それにしてもコルビュジェ、ガウディ、ライトの3人、この言葉から見る限り、僕はライト派だなぁ。 2017年1月18日 津端さんはいろんな時代を生…

ソローさんがこんなこと言ってた

今の僕はソローさん、今福さんに教えられたことが多い、それに動画に出てくるモレッティさんにも。 2018年12月27日 まだまだ年内の仕事も片付かないのに来年の日記帳の陣容が決まらないので落ち着かない。大きさ、表紙の色、罫線の有無、紙質などなど。基本…

「世界を俯瞰してみると、いい事の方が悪い事よりも絶対的に多いし」

7年前のクリスマス・イブはなかなかだったなぁ。 2014年12月25日 「アバウト・タイム-愛おしい時間について」映画はロマンティックじゃなきゃだと思ってる。ちょっと風変わりな家族の話。風変わりっていいなと思う。父親ビル・ナイ、こんなおとこになりたい…

さぁまた明日からって思う

モニカを支えるベーシストが素敵だ、「おうちに帰ろう! 」の心に染みること、ストックホルムの夕暮れ時ほろ酔いで歩きたい。 2015年12月9日 ことし最後の映画かな。最後にいい映画を見せてもらった。悲しくないのに涙が出て仕方がなかった。「ストックホル…

ほんのほんのほんの天文学的に少しだけれど

こんな地味な、それも上映時間4時間34分の映画にこんなにたくさんの人が、みんな何を求めて来るんだろう? 公ということ? 自治って?街って?市民って?みんなそれぞれがそれぞれにこの映画に何かを、それも切実に求めてやってきたのだろう。言葉、言葉、言…

とにかく美しい、風景も衣装も音楽もそして俳優たちも

「映画ばかり見ていていいんだ 」と久しぶりに思った。 2017年11月9日 この映画は語ろうとしてもなかなか語れない。見終わった後、言葉が溢れてくる映画と黙ってしまう他ないという映画があるけれど、この映画は後者だ。ただただ黙って見て、ずっと心の中に…

どうしていま

どうしていま、こういうおうちが作れないんだろう? 2014年9月12日小説「小さなおうち」は夢中で読んだ。でも映画「小さなおうち」のスチール写真を見たとき、これは違うなと思った。だから見なかった。きのう中島さんが描いた「小さなおうち」に西荻窪で出…

ここで逃げ出すわけにはいかない

密かにずっと東京のウディ・アレンになるんだと思って来たけれど、このところ再燃しつつあるウディ・アレンのミー・トゥー問題に戸惑っている。スキャンダルがあろうと炎上があろうと、東京のウディ・アレンならんとしていることは僕の信念なのだから、やっ…