2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

F.L.ライトの考えたことがすとんと

午後から、お天気がよくなったので、葉山まで加地邸を見に行ってきた。「人間は水のそばに住み、火をおこす事を学び、そこに家を建てた」F.L.ライトは建築をそんなプロセスで考えたという。設計者遠藤新は師の教えを守り、池を掘り、暖炉を中心に据えた家を…

いっしょにおとなになってきて

それほど大好きな俳優がいるという訳ではないのだけれど、イーサン・ホークとは気が合うというか、仲が良くて、一緒におとなになってきて、一緒に年をとってきていると思える数少ない人だ。彼がまた新しい映画を作ったというから見てきた。長い時間をかけて…

うどんすきとお酒

今回の大阪行きでうれしかったのは、いつも地下鉄なのに、環状線で移動した事だった。環状線から見る風景はまさしく大阪で、どうして今まで地下鉄ばかりに乗っていたのだろう、ちっともまちを見ていなかったじゃないかと、そんなことを思っていたら、こんな…

りっぱな国だ

長野出張のあとはいつもひどく落ち込む。どうしたものかと思っていたら、そうだこれだと思いついた。あんなに落ち込ませるのが「信濃の国」であっても、どうしたどうしたと元気をくれるのも「信濃の国」だ。「信濃の国」は長じてからのふるさとであるが、り…

どうもこの人はと思える人がいるものだ

なぜかちっとも分らないのに、97%分からないのに、はまってしまっている人がいる。ジル・ドゥルーズという人。「動きすぎてはいけない」千葉雅也著、「ドゥルーズの哲学原理」國分功一郎著、「ドゥルーズ・解けない問いを生きる」なぜなんだろう? 分らない…

行くな行くなと言っている

休みの日なのに仕事だから、しようがないからラジオを聞いていたら、バルトリが歌ってる、行くな行くなと言っている、でももう行かなくちゃだ。

そうかそうかそうか

休みの日なのに仕事だから、しようがないからラジオを聞いていたら、「悲しみはパンがあれば安らぐ」って言っていた。そうかそうかと思ってる。かりかりに焼いた薄いトースト、薄い薄いキューカンバーサッドウィッチ、英国から帰った漱石は火鉢でかりかりに…

おっとりぷっくらした須賀さん

久しぶりの横浜、須賀敦子展、須賀さんはなんと言っても手紙がいいな、おっとりぷっくらした須賀さんの写真の横で、インクで書かれた手紙を読んでいると、とても近しく感じる。おられそうで、おられない人。松山巌さんへの手紙がいい。

なにごとも何となく何となく

いい天気、今日は何となく始めて何となくもう3回目のつるまきマルシェ、お店の数もすこしづつ増えてきて、なにごとも何となく何となくというのがここの空気にあっているかもしれない

会場に居たのはほんの十数分だったけれど

この年になると会える時に会っておかないとと思う事が多い。安西さんはずっと好きな人であった。で、突然の訃報。展覧会のちらしを見て気になっていたけれど、とうとう最終日になってしまった。すこしだけ時間があったので銀座まで走った。会場に居たのはほ…

確かにこぎれいにはなったけれど

天王寺公園、これも何十年ぶりだったろう。でもなんか様子が変だなぁと思っているうちに少しづつ事情が思い出されてきた。当時、天王寺公園の有料化の話を聞いた時、それもあるのかもしれないと思っていたのだけれど、取り返しのつかない事をしてしまったの…

今回ちょっとバランスが

一心寺さんにお参り。信仰も、文化も、経済も。とってもいいとこ狙てはると思っていたのだけれど、今回ちょっとバランスが崩れてしまったかなと?建築家でお坊さん、高口恭行さんのしごと。

名市長、関一のしごと

アーバン・デザインという言葉を聞かなくなって久しい。久方ぶりに御堂筋を歩いていて、アーバン・デザインってこれかって思った。時代がこんなに混迷に混迷を重ねていても、カタチを持った哲学って色あせないんだ。名市長、関一のしごと。

ちょっと下まで

ちょっと下まで銀行に、いつもはあんなにいやがっているのに、海辺のまちに住むんだって、言っているくせに、いいまちだなぁと思う。秋のお天気のせいもあるし、歩いて行くせいもあるし、やっぱり歩きながら味わうまちというのは美しいのだと思う。だとする…

目立ちもせず、威張りもせず

久しぶりの大阪、久しぶりの天王寺、我が青春の大阪市立天王寺美術館、デートもしたし、食堂でカレーも食べたし、お世話になりました。こんなに名建築なのに、目立ちもせず、威張りもせず、いつも通りそのままでいはる。大阪らしくないようやけど、やっぱり…

https://www.youtube.com/watch?v=I9vaEBS3l1w

ふと気がついたら、出席しますって

もう忘年会だの同窓会だの、っていいよ、って思っているので、ことしはきっぱりと断ろうと思っていたのに、今日来た高等学校の同窓会の忘年会だって、行かないよって決めていたのに、そんなお誘いを読んでいると頭の中で急に「paroles paroles~~」が鳴り響い…

松田美緒さん

https://www.youtube.com/watch?v=hCJm6uEvCPI

べにやさん

この間できたお庭の真ん中にすいれん鉢を置こうということで、いろいろ探しているのだけれど、もう冬だというせいもあって置いているお店も少なくて、困ったなぁと思っていたら、かつてさかんに通っていたべにやさんはということで訪ねてみたら、やはりそこ…

https://www.youtube.com/watch?v=mhbRs-n4BZA

さぁ、週末だ

さぁ、週末だ 今日の憂いは今日にて足れり https://www.youtube.com/watch?v=jbYh4su2HGE

こんなだけれど決して負けてはいないのだと

「ウィーク・エンドはパリで」を見た。この間は「リスボンに誘われて」だったから、1000円ちょっとで、パリやリスボンで遊んでる。どちらも主人公は60余才のしょぼっとしたおっさんだ。そんなおっさんたちが来し方を振り返り、残りの人生、どうする?と言う…

仲良くなってくれればうれしい

今年も生活クラブ生協、協同村まつりにソーラー屋台「たいよう軒」が登場。こうやって、少しづつ少しづつこどもたちと仲良くなってくれればうれしい。

久しぶりにわくわく

現場の帰りに立川の駅の本屋さんに寄ったら、不思議な雑誌につかまって、なんだか最近よく「つるとはな」って耳にするなぁと思っていたらこれだったのかと、ぱらぱらしてみたら、「火山のふもとで」でたいそう好きになった松家仁之さんが編集制作となってい…

これは近くで接するしかないのですが

このあいだ恵比寿のまちを歩いていたら、偶然こんなうさぎを見つけて、いいなぁと思いました。動物をモチーフに作品をつくるアーティストは何人かおられるのですが、とてもリアルなのに、これまで見た動物たちとはまったく違って、なんと言っていいのか、こ…

そんな傍役たちが好ましかった

今回の旅行の終着駅は文字通り門司港だった。ここにもずっと来たかったのだけれど、ちょっと複雑な気持ちになった。近代化遺産の歴史を大切にしようという先駆的な試みだったと思うのだが。それでもほっとしたのは、打ち捨てられたように残るなんでもない古…

こんな巨大な森をつくること

九州と言うと我々にとってもう一つ外せないのが、アクロス福岡でここにもようやく来ることができた。もうこれは屋上緑化とか、壁面緑化なんていうものではなくて、おおきな森で、その森が隣接する公園につながっておおきな緑のかたまりを作っている。屋上庭…

生と死の間をつなぐ風景

風の丘葬祭場もぼくたち風景をつくる仕事をするものにとって聖地のようなものだった。昔、われわれは1日3回ニューヨークのセントラルパークに向かってお祈りを捧げなくてはいけないと言われていたことがあって、結局お祈りを捧げることはしてこなかったか…

日田はやっぱり水のまちで

今回の研修では日田もどうしても入れたくて、かつて仕事の仲間からずっと日田はいい、日田は面白いという話を聞いていたからだった。江戸幕府の天領であったし、水は豊かだし、まわりは良質なスギ林に囲まれているのだから。ところが今回の旅行の準備をする…