2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼんやりと形にならないものを、不明瞭なままで見つづける力

今いちばん好きな作家は堀江さんなのかもしれない。なんだかよくわからないけれど、そうかこのよく分からなさがいいのだ、分からないことは分からないままでいいじゃないか、人生というのはそういうもやもやしたものなのだな、と堀江さんは言う。 2020年9月2…

こんな素晴らしい歌を生んだ僕たちの国なのに

O女子大学の非常勤講師の環境生態工学という授業で「魚道」の話をしたとき、学生たちにこの曲を聴いてほしいと思った、でも今の学生たちは既にこの曲さへ知らなくて悔しい思いをしたけれど、最後の授業では、大音量でこの曲をかけてみんなで歌いたいと思った…

それで今コトコトとかぼちゃを煮ている

ベッドの中で大貫妙子さんの「私の暮らし方」を読んでいたら、かぼちゃの煮つけ方が書いてあって、美味しそうだなと思いながら眠りについた。そうしたら今日、野菜のひき売りをしているアコちゃんがやってきて、かぼちゃもあるよと言うから、昨日ちょうどか…

いろんないのちでざわざわと

もっともっと気持ちよく眠れるお墓が生まれてほしい。 2014年9月28日 最近はお墓を見て歩くことが多い。仕事ではあるのだが、自分がどこで眠ろうか、ということでもある。きのうは、埼玉県はびん沼川の畔までやってきた。それほど期待はしていなかったのだけ…

これから一体どうするつもり?

大きな木を大切にしない時代になってしまった。教育をないがしろにする国になってしまった。 2021年9月28日 久しぶりに東久留米市学園町。いい町だ。大きな木のある町はいい町だ。大きな木のある町の競争だったら、成城にも田園調布にも負けてはいない。小さ…

大きな木陰を作る人に

まだ一歳なのに小さな木陰を作ってる。いいぞ樹乃、その調子だ樹乃! 2021年9月28日 孫娘 樹乃(きの)が生まれた。 9月生まれだから、夢みるお嬢さんになればなぁと思う。大きな木陰を作る人になればなぁと思う。

とにかく鉛筆を握るんだと

文化村のナディフでこの本と目があったとき、いいに違いないと思った。でも難しかった難渋した、で今日ようやく読了した。これまでドガにあまり惹かれることはなかった。でもこの本を読んでドガいいぞと思った。デッサンがすべてだ、とにかく鉛筆を握るんだ…

「庭って楽しいものなんだ」という

六義園を文化財にしてしまってはいけない。もっともっと使い倒さなきゃ!もっともっと遊び倒さなきゃだ! 2017年9月25日 僕たちはこれまで豊かな庭園論を持ちえていなかったような気がする。これまで庭を論じた本で、これは面白いと思うものに出会ったことが…

かわいいかわいい妙子さん

詩が難しくなりすぎてはいないか?中勘助の「妙子さん」いいなぁ。詩がもっともっと身近なものになってほしい!もっともっと楽しいものになってほしい! 2017年9月23日 このところ渡辺京二さんのことが気になっている。石牟礼道子さんを読むうちに出会ったひ…

職場を去る最後の日に願うことはやっぱり、一本の木を植えること

最近少し追われている。いそげいそげモードになっている。でも僕たちはカタツムリでいいのだ。誇りを持ってカタツムリを生きよう! 2015年9月23日 庭師に近い仕事をしているのだけれど力がないし、すぐ腰が痛くなるから庭師にはなれていない。でも、そろそろ…

ポートレイトがかっこいい

この頃は食後に&Premiumのバックナンバーを読む。様々な人が書く書評が楽しい。写真、特にポートレイトがかっこいい。

生きろ、恨むな、悲しむな

木下杢太郎は好きかもしれないと思っていた人なのにもう半分忘れていた。この人は忘れちゃいけない、この本、もう一度読み直さなきゃだ。全集にまで手が届くかな? 2017年9月20日 木下杢太郎というひと、あまりよく知らないのだけれど、ひょっとして好きな人…

大きな木々、端正な建築、とんぼが飛ぶ池、空と雲

このお祭りがコロナ禍で中止になって以来ずいぶん経つ。感染症の蔓延はずいぶんいろんなものを奪ってきたけれど、もうそろそろ返してほしい。自由学園、南沢の秋晴れは格別だった。 2015年9月20日 自由学園、南沢フェスティバルに行ってきた。小さな学校だ。…

それがなくなった事を君は寂しく思う

確かに失われてしまったよなぁ。 「何かが失われてしまったのであり、それが何であれ(ある種の気楽さ? 人間の弱さに対する寛容? 社交的な空気? 禁欲的苦悶を知らぬ呑気さ?」 2017年9月17日 美しい本だと思う。表紙は1954年のニューヨーク、ワシントン・…

だから久しぶりに僕もこんなヤンキーに

「勉強とは、自己破壊である」僕はちっとも壊れていないではないか、ちっとも勉強していないということか?このヤンキー先生にはいつもグーの音も出ない。 2017年9月17日 このあんちゃんのような哲学者が好きだ。もっと言うなら、ヤンキーのような哲学者が。…

俺は反逆する

でもね、それがそう簡単ではないんだよ。僕のレジスタンス戦、負けて負けて負け続けているんだ。いつか勝てるのだろうか?残酷で理不尽な人生に。 2020年9月17日 「ヤクザときどきピアノ」 丸善でこの表紙を見つけた時 おぉと思った。ピアノ弾きのヤクザの話…

それにしても僕たちはどうして

今日は切れてしまった。あんなこと許されないことだろ!それでも「今日の憂いは今日にて足れり」というから。今日最後の音楽は大橋トリオにした。それにしても僕たちはどうしてこのおじさんやおばさんたちのように踊れないのだろう? どうして僕たちは、多く…

川は大事、川はいのち、って

あらゆるものが壊れていく中でかろうじて川だけは生き残っている。 2021年9月14日 一時、川の仕事ばかりしていたことがある。川の仕事のおかげで生き延びられてきたと言っても良い。30年ほど前の川の仕事は近自然工法と呼ばれていた。失われてしまった川の自…

ミズヒキ、ススキ、ガマ、コムラサキなどなど

松本のこういうところが好き、酒井順子さん風にいうなら「こっそりとした上品さ」上品な街なんてもうどこに行ってもなくなってしまった。 2017年9月14日 松本の街には征爾さんや彌生さんのようなどかんとしたスーパースターもいるけれど、街を歩いて見かける…

デザインって、アートって

空飛ぶカバ君との付き合いも50年近くになる、ともだちというのはやっぱり長さが大切なんだよ。 2014年9月12日 我が社のお守り、空飛ぶカバくん、いつもぼくたちがさぼっていないか見張っていると言うか、見守ってくれている。デザインって、アートってうれし…

印刷工の少年からレジスタンスまで

かれこれ半世紀、帽子を被っているけれどやっぱりうまく被りこなせない。印刷工の少年のようにあみだにかぶりたいのだけれど。 2014年9月12日 不思議なことだ、西荻窪2軒目の帽子屋さん、やっぱり好きなものに神さまは出会わせてくれるのかもしれない。それ…

秋らしい花束ができた

ここに来ると街はたった一軒で決まるものなんだと教えてくれる。群れちゃいけないと教えてくれる。 2014年9月12日 Y邸からの帰り、ちょっと寄り道が過ぎたけれど、でもこれが僕の仕事だと思っている、風景を見ること、風景を見続けること、で西荻窪で最後に…

おまじないのようなものだ。

どうにもやる気が出ない時は絵葉書を出すことにしている。おまじないのようなものだ。

松本の街もえらいぞとおもった

松本と弥生さんて、合っていないようで合っているようで、いい関係だなぁ。 2017年9月12日 久しぶりに松本に来たから彌生さんに会ってきた。数年前には、なんだかなぁと思っていたのだけれど、今ではすっかり松本の街にも馴染んでいて、この街には欠かせない…

キャメロンさんはそんな中にいる人だと思う

秋だ、三菱一号館の季節だ。 2016年9月8日 キャメロン展に行ってきた。久しぶりの三菱一号館、しばらく来ないうちにすっかり緑が濃くなって気持ちいい。で、キャメロン展、少し物足りなくないだろうか。キャメロンさんてもっと破天荒な人ではなかったか。女…

こっそりと良いものをもっている感じが上品です

ずっと伸び伸びになっている鳥取行き。そろそろ夜行バスに飛び乗って、行ってくるか?まだまだ歩きたい町がいくつかある。急がないと。 2015年9月3日 今月末に富山を、能登半島を訪れることになりました。そうしたら酒井さんがこんな本を書いていることを知…

「今日の憂いは今日にて足れり」

今日はこれにて店じまい、今日もいろいろあったけど「今日の憂いは今日にて足れり」 https://www.youtube.com/watch?v=-ER75iTKEPY

ここにこうして、煙草屋のおばちゃんみたいに

ここで仕事をするようになって、「煙草屋のおばちゃんみたい」になりたいなぁとずっと思ってきたけれど。多分、この少年ももうはたち、元気にしているだろうか。 2012年8月25日 そんなことで、日も傾いて、ちょっと退屈したから本でも読んでいたら、前に学校…

そうしたら、とても正直な生活が送れそうに思う

去年「構築の人、ジャン・プルーヴェ」という本が出た。この構築の人という書名が気になっていた。だから昨日ジャン・プルーヴェ 展に行ってきた。ジャン・プルーヴェは自らを建築家でもデザイナーでもなく、「構築家」と称した。プルーヴェはデザインするな…

それでも植え続ける!いつか勝つ!

現場はいい!すべては現場にある。小さな現場だけれど、神宮外苑再開発計画なんかに負けない!1000本伐るなら5本植える。全然勝負になってないけれど、それでも植え続ける!いつか勝つ!