2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧
朝6時前に起きたりすると、「古楽の楽しみ」などと言う、浮世離れした番組がラジオから流れてくる。今日はイタリアの17世紀の音楽だと言う。このところ払っても払っても押し寄せてくる雑事、俗事だけれど、17世紀のローマにまで逃げてくると、さすがに…
面白そうな人だなぁと思っていた堀越千秋さんの展覧会をやっているというので、銀座まで行ってきた。地図を片手にたどり着いたのは、ふるいふるいビルで、すっかり気に入ってしまった。小さな画廊が詰まっていて、手動のエレベーター、ちょっと怖いのだけれ…
スケッチの日だ。ここ数年描けない。ちっとも楽しくない。でも,ここのところ少し変わった。 直前に好きだなぁと思う絵を探し出すことだ。これが効く。 以来少しづつ楽しく描けるようになって来た。 誰にだってぽんと背中を押してくれる人や一枚の絵くらいあ…
昨年庭のお手伝いした湘南の家から写真が届いた。うれしいことだ。 久しぶりに会った我が子のよう。元気でなにより。 で少し気になったのだけれど,目地や端部のアイビーやタイムが茫々。 時々,散髪してもらいなさい。頭茫々のわんぱく少年というのも好きだ…
店の前の瓶に金魚が1匹いる,もう数年いる。 毎朝3〜4才の男の子が必ず寄って行く。何やらはなしかけている,楽しそうである、毎朝その風景をみる。 毎朝のことながら,こちらも楽しくなる。 金魚1匹のチカラであるが,店の前一円が明るくなる。 たいしたも…
恵泉女学園大学のボーダー花壇はもう初夏だ。 さまざまな学校で、「地球や環境」のことが講じられはじめてずいぶん時間がたつ。 でも、初夏には初夏の地球があるというようなことを、これほど深く当たり前に感じさせてくれるような学び舎は、そんなにあるだ…
恵泉女学園大学の校庭を歩いていたら,白い軽トラックが通り過ぎて行った。 かっこいいなぁと思ったらkさんだった。 この大学が大好きだったけれど夭折してしまった新妻先生は、学生たちに「おしゃれな女性になりなさい」とよく言っていたと言う。麦わら帽…
中学生の頃『なんでこんなに大きな都市なのに景色がないんだろう』と東京のまちをすごく寂しく思ったと言う戸恒さん。今日あなたがどんな風な思いで東京スカイツリーの照明をデザインしたかを読んで、ひょっとしてようやく、東京のまちに風景がもういちど生…
牛のすね肉のカレー煮を食べながら今週末の総括をしていたら、ラジオから「風来坊」が流れてきた。 ハッピー・エンドの音楽は世界観があるなぁと、世界観てなんか分かんないけれど思った。
木を植え、木を育てることを願うものに、もういちど立ち止まって考えさせる言葉だ。 「外村さんは、楊博士が中国のことわざを引いて語った言葉「木は10年で育つが、人を育てるには100年かかる」を引用しながら、長い目で見た人づくり、基盤づくりの重要性を…
何気なく、テレビをつけたら、music portrait をやっていて、ゲストは加藤登紀子、メリー・ポプキンの「悲しき天使」はこんなにいい歌詞だったんだなぁとか、「上を向いてあるこう」にふと上を見上げてしまったり、「赤い風船」なぁ、と思ったり、「独り寝の…
お知り合いに教えていただきました、良寛さんのコトバ すとんと、むねに落ちてきましたお前はお前で丁度良い 顔も体も名前も姓も、それはお前に丁度良い 貧も富も親も子も、息子の嫁もその孫も それはお前に丁度良い 幸も不幸も喜びも、悲しみさえも丁度良い…
「柿のへた-御薬園同心-水上草介」梶-よう子著を読んだ 千歳はちょっと男まさりだけれど、素敵な女性だなぁ。 草介は勉強が好きだし、いいやつだし。その他の面々もなかなか素敵だ。 江戸時代の御薬園(植物園、薬草園)の穏やかな日々。 草木と人々と江戸の…
料理は、ぱぱっとにかぎると思う。 設計は、ゆっくりにかぎると思う。 人生は、たのしくにかぎると思う。
カフェ・ドゥドゥ10年が経って、「もういちど初心に」って思っていたとこなんです。 みんなのカフェが、朝6時から開いているカフェが、あるまちを目指したのではなかったかと。
武蔵五日市の現場、木、草、土、水、風、空、人、通い始めて既に何年経つだろう、 でもようやく、心を開いてくれたような気がする。 ふうけいのしごと、時間かかるなぁ、いっしょにつくろう!
大栗川を楽しむ会の総会、もう10年が経つんだ。 ずっとずっと水は流れ続けるのだから。 飽きっぽいのに、かろうじてつながり続けているこの会、どうしてなんだ。 水のちから、川のちから、生き物のちから、こどもたちのちから。
水村さん、読んだことがない。読みたいと思った。「精神の位が低くなってはいけないと思って」書いておられるのだから。精神の位などと言う言葉があったのだ。良い時代を生きたのかもしれないという母のことを知るためにも。 「なぜ人生美しく終わらないんで…
こういう人がいるのだった。 「絵を描くのは楽しいことではない。努力したのであればなんとか救いにはなるのである」 「社会の勇気になってくる絵」そんな絵を津軽から六ヶ所からずっと描きつづけていた人がいたなんて。 背後に流れていたボブ・ディランは「…
食事を終えて、風呂のふたを開けたら、ショウブが二束浮かんでいた。 かつて風流な人たちがこの国にいた。すべての原子力発電所が停まったと言う。 私たちはむかし、ショウブの茎のちからに賭ける人たちだったはずなのに。
今日はひたすら材料のカタログを見て過ごしました。 庭を作る材料の中ではピンコロ(小舖石)と言われる10cm角のサイコロのような御影石をなぜか偏愛していて、ピンコロをおなか一杯食べたような気がします。 ひたすら小舖石を食べ尽くして我が身の血や肉に…
テレビで映画「阪急電車」をしていたから、少しだけ見た。 前に映画館で見たから、少しだけだ。 いいな阪急電車、チョコレート色の車体がゆらゆら満開の桜の中を行く。 日本広しといえど、文化としての電車。風景としての電車。
ああでもないこうでもないと、いろんな風に暮らしてきたけれど、ようやくここにきて、「ゆうくりずーっと仕事」と言うのがいちばんだなぁと思い出している。 だからこの長いお休みも、ゆうくりずっーと仕事をしている。そういえば、sustainable を「ゆっくり…
最近は、話をする人が80才とか90才近い人ばかりで、この週末も老母とお墓参りであった。そんな、もう100才に近い人たちとばかりと話していると、まぁ何とかなるやろと、いい加減なことばかりしてきた人生が急に、不安になってきて、まづいなぁ、これ…