2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

情けないです。無念です。

さぁ、これからパリを超えていくのかなぁと思っていたのですが、このところの多摩ニュータウンはなんかおかしいのです、壊れていっているのです。味わい深い壊れ方ならいいのですが、とても乱暴な壊れ方をしているのです、情けないです。無念です。 2013年3…

桜も、人も、犬も、雲も、そしてぼくも

この日記を書いたのが9年前、ということはスケッチを描いたのは14年前ということになる。雲も桜も犬も人も僕もみんなも若い、若さがあふれてる。 2013年3月26日 これは5年前に描いた富士見通りのお花見の風景です。桜も、人も、犬も、雲も、そしてぼくもず…

仕事と言うのはこんなふうにすべきものだし

もう少し早くこの本に出会っていればなぁと思う。でもまぁ、少しだけこんなふうに生きて来たとも言えなくはないか。 2013年3月20日 「火山のふもとで」を読了した。小説と言うのは,ほんとうの人生みたいじゃないと思っていたけれど。この小説はほんとうの人…

ぼくにはイーサンみたいなのがいい

イーサン・ホークには30そこそこの時に出会っているから、随分長い付き合いだ。イーサン・ホークと一緒に年をとっていけている事がうれしい。 2017年3月20日 ぼくには映画がいい。きのう見た「マギーズ・プラン」ここ1~2週間しんとした小説を読んでいた、…

ぎくしゃくとしつつも、ぶつかりあいつつも

ぎくしゃくとしつつも、ぶつかりあいつつも、少しづつ少しづつ心を通わせていくモードとエベレットのお話。 2018年3月19日 映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を見た。とても不遇な人生を歩んできたのに、いつでもとてもチャーミングで、で…

昔の汽車は偉いなぁ

急行「日本海」が、今この場所に僕を連れてきてくれたとも言える。う~ん、そう考えると昔の汽車は偉いなぁ。 2012年3月17日 18の歳の冬、急行「日本海」に乗って、北の地を目指した、それから何往復したことか、なのに詩人にはなれなかった。でも君を恨みは…

エンドロールにはラ・メール

いつかそう遠くない日に介護施設というものに入るのかもしれない。この老ランナーが言うように、みんなで折り紙なんて嫌だし、でもぼくはランナーでもないし。 2016年3月17日いい映画だったなぁ。見終わったあと、ぽっとこころに灯がつくような。派手でも、…

歩いて耕して食べる歩いて耕して食べる

やっぱり庭を作るというより道を作るというのが好きなんだと思う。人生は道のようなものだもの。 2018年3月16日 おばあちゃんが大切にしておられた庭、木々は大きく育ち長い時間をかけて集められた草花たちは元気に育っていた。どうすればいいかわからなかっ…

小さくていいもの

こういう時こそ、小さくていいものを信じて抱きしめて、西村伊作は死なず! 2020年3月15日 コロナ・ウィルスの影響というのか、余波の余波を受けて、少しふさぎがちな日が続いていたけれど久しぶりに現場に出た。季節の木々と朝の光と職人たちと、やっぱり現…

赤いレンガと緑のフッキソウ

今はもうミニマリズムという言葉を聞かなくなったけれど、いいよねミニマリズム。 2016年3月14日 冷たい雨だけれど現場。赤いレンガと緑のフッキソウ、ただそれだけの庭なのに気持ちよかった。来週はあったかくなるかなぁ? https://www.youtube.com/watch?v…

BUNDAN Cafeのテラスに

BUNDAN Cafeで文人達の書いたものを読みながらビールを飲むのは楽しい。メニューに中原中也の詩があった。 渓流〈たにがは〉で冷やされたビールは、 青春のやうに悲しかつた。 峰を仰いで僕は、 泣き入るやうに飲んだ。 ビシヨビシヨに濡れて、とれさうにな…

ほうら、こういうお店があるのが街というものなのよねっ

しばらく行かないうちに、また下北沢は面白くなっている。 2018年3月12日 この頃はなぜか下北沢によく行くのだけれど、なんだか混沌もここに極まれり、もう知らない、もう来ないってずっと思っていたのだけれど、最近はまたぽつぽつと面白いなぁと思えるとこ…

道のデザインが好きです

交わりそうで交わらないふたつの道です。一方は曲線でもう一つは直線で、ひとつはこつこつとでひとつは間が抜けてて、ちょっとだけ違う二つの道が並んでいるのがおかしいです。 2015年3月10日 道のデザインが好きです。このところしばらくカチカチと音がする…

鶴見俊輔さんてこういうひとで

今、この鶴見さんの言葉が、とても深く響く。 2016年3月9日新聞の切り抜きをしていて、気になるなぁと思いつつも、そのままにしていたのだけれど、どうも気になるなぁがだんだんおおきくなってしまうことがよくある。今回は少し前になくなられた鶴見俊輔さん…

ただ透明な気と気が/触れあっただけのような/それはそれでよかったような

こんな茨木さん、いいよね! 2017年3月8日茨木さんはいつも鋼のようにまっすぐでぴしゃりとしておられるのだと思ってきたのだけれど、ちょっと知らない茨木さんがいた。「 ただ透明な気と気が/触れあっただけのような/それはそれでよかったような/いきも…

ぼーっとしていなければいけない

寝ても覚めてもレンガという時代があった。今はその熱も少し覚めて、砂岩がいいなと思っている。何はともあれ素材が大事、肌理が大事。この赤、どこかで見たなぁと思っていたら、パウル・クレーの赤? 2016年3月8日 今日はあったかだった。現場にいてもひたす…

のんびりのほほんとぽかぽかと

covid-19以来、happy hour という言葉も死語になったのかなぁ。のんびりのほほんとぽかぽかと、ただそれだけのことなんだけれど。 2019年3月8日 今日は金曜日だから、そして日ざしは春だから、お昼は隣のこはるびカフェでいただくことにして、ただそれだけで…

ぼちぼちというか、ぽつんぽつんというか

このぽつんぽつん感がいいなと思ってる。基本的に、ぼちぼちというか、ぽつんぽつんというか、ひっそりとというかがいい。 2020年3月7日 庭などというものは、さぁどうぞ作ってください、などというのではなくて、落下傘部隊が次々と不時着して出来てくるみ…

「庭のベンチ」でなきゃいけない思う。

ベンチを眺めている僕は、いつの間にかそこに座っている僕になって、気持ちいいなぁなんて思う、ただ眺めているだけなのに。こういうことをアフォーダンスの理論といって、美しい風景を読み解く鍵はそこにあるということを知って、おぉ、そういうことだった…

旅ガラスみたいな毎日が

そういえば旅ガラスのような生活を始めて20年近くになる。と言っても東京近郊のご近所旅ガラスなのだけれど。この際、歩くことができる限りの旅ガラス生活を続けようと思う。 2015年3月2日 そのまちがいいなと思えるかどうかは,たった一点,いいなと思える…

とにもかくにも描き切った人だったと思うから

とにもかくにもの後にどんな言葉がくるにせよ、とにもかくにもだと思う。とにもかくにもの後、どんな言葉が来ても、それで大丈夫って気がする 2015年3月2日 好きだなぁと思える人にはそんなに出会える訳ではないけれど,ロベール・クートラスという人はそん…

じいちゃんと孫娘の話を始めようと思う

ばぁちゃんと孫息子の話を見た。これからじいちゃんと孫娘の話を始めようと思う。 2016年3月2日 お葬式ではじまり、お葬式でおわる映画、でもちっとも悲しくない。かわいいばぁちゃんと夢見る孫が心を通わせる。人生のはじまりとおわりが自然に穏やかにまあ…

だからなに?ということなんだけれど

単なる偶然なのだけれど、何の脈絡もないのだけれど、「1949年7月14日・パリ6区」なんだか嬉しい。ひょっとして僕のために踊ってくれているんだと思ったっていいじゃないかというところが嬉しい。 2021年3月2日 文化村の 写真家ドアノー/音楽/パリ展 に行っ…

世界というものは結構くねくねしているものだということを

現場というものは色々教えてくれるもので、世界というものは結構くねくねしているものだということをこの現場は教えてくれた。 2018年3月1日 このくねくねとした道は意図したわけではないのだけれど、いろいろな草や木を逃げていくうちにこうなった。もう少…

じゃ、ぼーっと何もしていないかというと

現場でふとこんな取り止めのないことを考える事がなくなってしまった。いちばん楽しいというか上質な時間だったのになぁ。 2018年3月1日 設計監理というのは基本的に自分で手や体を動かすわけではないから、きびきびと働く職人さんたちに負い目のようなもの…

そうだよなぁ、そうなんだよなぁ!

「自分がなにものでもないことがようやく分かって」 そうだよなぁ、そうなんだよなぁ!「70歳から80歳までが一番楽しい時間なんだ」そうかぁ?そうなのか?でも面白い映画が言うと信じてしまうなぁ。 2018年2月28日 南仏の夏、終始セミがないていて、映画を…

街と山どっちも好きな人はどうするんだ

そういえばこれまで、街と山どっちも好きということを書いてくれる人はいなかった。引き裂かれていた二つの世界をようやくつないでくれる人が現れた。若菜さんのスケッチがまたいいんだ。 2021年2月27日ちらちらと目を通しつつ、通読するまでは至らなかった…

味わいと彩りに満ちた人生

ずっとカメがヘビになろうとしていたのかもしれない。そうかそんなこと無理なんだ、もうこのまま行こう、心の赴くままに。 2021年2月27日 趣味は新聞の切り抜きかなと思うほど、部屋中、紙で溢れてる。ほとんど読み返すことなどないのだけれど、いくら何でも…

ひたすらボソボソボソボソとしている須藤と青砥

ひたすらボソボソボソボソとしている須藤と青砥の静かな人生、いいなぁ。 2020年2月27日 高校生の時、青砥は須藤に付き合ってほしいと言った。昔の高校生はよくそんな風に言ったものだった。須藤はノーと言った。そのあと別々の人生を歩んで50を過ぎた頃、青…

どんな人だろう?

いつもすてきなパナマ帽をかぶっている庄太郎さんにお近づきになりたいと思ったのだけれど、まだ実現していない。どんな人だろう? 2021年2月23日 石田千さんの「窓辺のこと」を読んだ。牧野伊三夫さんの挿画も良くて。ただただ、すーすーと息をしているよう…