いろんないのちでざわざわと

  • もっともっと気持ちよく眠れるお墓が生まれてほしい。

    2014年9月28日
    最近はお墓を見て歩くことが多い。仕事ではあるのだが、自分がどこで眠ろうか、ということでもある。きのうは、埼玉県はびん沼川の畔までやってきた。それほど期待はしていなかったのだけれど、これがいいのだ。植物がいっぱい、それも多種多様で。多くは在来種ではないから、生物多様性などと声高には叫べないのだけれど、それでも多様であることはいいものだ。新聞が言っていた「生物多様性」という言葉の認知度が下がっているのだと、なんということだ、近年まれに見るたからもののような発見だというのに。でもぼくたちの身の回りの場所がいろんないのちでざわざわとにぎわい始めている。お寺やお墓のように、われわれにとって一番たいせつな場所が、理屈ではなく、いのちたちのにぎわいの拠点になりつつあることがうれしい。