残るは東京堂だけか

岩波ブックセンターもなくなってしまった。岩波ホールも閉館だという。もっともっと長生きしてくれてもおかしくなかったのに。残るは東京堂だけか。

2019年6月11日
久しぶりの神保町、やっぱりいいな。何がいいって何がいいんだろう。反知性の時代の神保町。お隣の岩波ホールで「ニューヨーク公共図書館」が始まるまで、ちょっとだけ旧岩波ブックセンターに寄ってみた。岩波ブックセンターがなくなってしまうと聞いた時、えっ、と思ったけれど、いいじゃやないか!book store+cafe。でも岩波らしくやっぱりbook storeの比重が少し高くて、でもコーヒーを前に思い思いに本を読む人々がやわらかな空気を醸し出していて、 book storeとcafe がいい感じに混ざっている。新しい風に乗ったお洒落な本屋さんが次々と生まれる中、ここはやっぱりこじんまりと着実に静かに歩めばいい。東京堂岩波ホール+神保町ブックセンター。 神保町はずっと神保町であり続けて欲しい。