ひと

そんな風に言う人いなかった

「幸福というものは、もっとむずかいしいことです」そんな風に言う人いなかった。そんなこと言う福田さんが好きになった。 2016年8月23日 福田恆存という人を読んでみた。名前は聞くけれど、ちょっと近づきがたい存在だなぁとこれまで縁がなかった、でも丸善…

鷲田さん、もっともっと教えてください

鷲田さんがいう老人というもの、「ひとを愛し、そして文を愛し・・・・」鷲田さん、もっともっと教えてください。 2017年8月23日 これはいい本だと思うから、鷲田さんはいい人だと思うから、夏の終わりの夕方ではあるし。ここで大事なのは、ひとこと「 ひと…

それでもボナールおじさんは悠然としている

よく見るとかなぶんがとまっていたんだ。マティス展で「ボナールとマティスの手紙」という本を見つけて、その訳者あとがきに「ボナールは一軍半」の扱いを受けてきたとあって、訳者と一緒に憤慨したのだけれど、ようやく一緒に憤慨できるひとに出会えてよか…

最高のおじさん

健一さんはここに何度も登場するけれど、何度読んでもいいなぁ。そろそろ僕が知り得た最高のおじさんと言い切ってもいいのではないだろうか。 2019年8月18日 「わが人生処方」というくらいだから、健一さんの人生訓のようなものだ。それでもその種の本にある…

なんとなくしょぼっと静かで

この3つに共通のものはなんだろう? 「生活を愛する・Life as Art」ということかな。 2018年8月15日 本棚を整理しているといろんなことがわかってくる。結局僕が好きなのは、レイチェル・マクアダムスであり、クウネルであり、そして西村伊作だったんだなと…

世界がどんなに騒がしくても家は僕たちを守ってくれる

三岸好太郎・節子夫妻のアトリエ(1934年築、山脇巌設計)ここにくるといつも思ってしまう、家ってなんだろう?そんなことを考えながら何度も何度もぐるぐる回る。前に来た時はバラが満開で、今回は夏の盛りの夏の庭。次回来る時は秋の庭かな。いつ来ても歓…

子ども達に「世界はいいよ、生きているのは楽しいよ!」って

横須賀美術館、沖合に大きな船が浮かんでて、丘の上では荒井良二展、いや、いい夏休み。「描いて描いて描いて、それでいいじゃないか」と荒井さんが言うから、「そうだよそれでいいんだよ」と答えるしかなくて。これいいなと思ったら、やっぱりこれもっとな…

一緒に生きてこれたことが

ウディ・アレンもう消えてしまったのだろうか?あのスキャンダル以来、映画作っていないのだろうか。僕の好きなものはいつだって消えて行ってしまう、というか自分自身だって消えて行くのだから。 2020年8月9日 コロナ禍でずっと映画館から遠のいていたけれ…

窓でありたい

荒井さん、いい歳の取り方してるなぁ。横須賀美術館行かなくちゃだ! 「大人も、一日の中で何度も子供に戻っていると思うんだよね。・・・大人それぞれのなかに子供がいる。何歳になっても、行ったり来たりできるんだよ。」 「俺たちがしているのは、朝にな…

いつか戦争が終わって

いつか戦争が終わって、Natashaが日本に来ることができるようになったら、きっと聞きに行くからね。 2022年7月31日 今日も暑い、かと言って夏休みはまだまだ先だ、だからぐったりしている、でぐったりしているだけというのはいかにももったいない、で頼りに…

そうか「素直」ということなんだ

猪熊弦一郎さんの「マチスのみかた」という本を読んでいたら、「素直」という言葉がたくさん出てきた。マチスの魅力を猪熊さんは「素直」という言葉で表現している。猪熊さんが難解な言葉を使って、マチスを論じるのではなくて、なんとも平易でしかも深く納…

ゆっくりゆっくり歩いてく

久しぶりのキノ散歩、ゆっくりゆっくり歩いてく、ただただそれだけ、2時間あまり歩いての成果はセミの脱け殻30数体、葉っぱ10数枚、小枝数本。年齢差72歳、言葉はまだ通じはしないけれど、ぜーんぶすきだよ君のこと。 https://www.youtube.com/watch?v=2sglr…

やっぱり吉田健一がいいのだった

どうも仕事に着手する気にならないものだから、最近読んだ本をぱらぱらしていいたら、やっぱり吉田健一がいいのだった。 「木戸が泊まっているロンドンのホテルの部屋からはテームズ川が眺められた。ロンドンでの木戸の一日は窓から河岸の並木越しに川が流れ…

ゲイリー・ピーコックはいいいなぁ

最近よく聞くのはゲイリー・ピーコックだ、あまりアルコールに強くない僕にはビールでさへ強すぎて、レッド・アイにして少しづつ飲んでいる、ちょうどほろ酔いになったころ、いつも思うのはゲイリー・ピーコックはいいいなぁ、ということだ。ゲイリー・ピー…

そういえばむかし

そういえば、むかし、東京のウディ・アレンになるっだって、息巻いていた頃があるんだけれど、残り少ない人生、果たしてウディ・アレンになれるだろうか??? https://www.youtube.com/watch?v=5Xo-AnBn8H0 https://www.youtube.com/watch?v=A0r63K_wYu4htt…

今日は一日

今日は一日、ラジオを聴きながら、ぼんやりと窓の外を眺めて過ごしてしまった。街は面白いなぁ、ひとは面白いなぁ、窓は面白いなぁ。

素女さん元気にしてるかな?

誕生日週間・最終日。国立「にちにち」お供は「フランスの家族事情」浅野素女さん、30年ぶりの再読、ちっとも古くない。素女さん元気にしてるかな? 「モーツァルトでもピカソでもないとき、人が芸術家になれる唯一の方法は、その人の夢にできるだけ近い形の…

さぁ、また一年

なんだか慌しかった誕生日週間も終わろうとしている。さぁ、また一年生きようと思う。

走らないオープン・カーであっても

車はもうずいぶん前に手放したのだけれど、もっともっとお爺さんになったら、ブリティッシュ・グリーンの2座席のオープン・カーで疾駆したいなぁなんて見果てぬ夢を見ている。 だけど、このおじいちゃんはもういない。オープン・カーのようなデッキを作らせ…

この街がとっても好きになったし

暑い一日だった、庭の手入れの日だった。山王・馬込界隈、こんなに楽しい時代だったのだ、街だったのだ、敬愛する広津和郎も居たなんて。この街がとっても好きになったし、近くに感じるようになった。そんなことを思いながら歩いていたら、向かいにイタリア…

こんな時代だからこそ、茨木さんに会わなきゃだ

茨木さんはちっとも年をとらない。いつ会ってもういういしい。 2014年6月27日 茨木のり子展に行ってきた。 入ったところに大きく壁一面に赤い字で書いてあった。こんな大きな茨木さん、読んだことなかった。大きな茨木さんとてもよかった。こんな時代だから…

ひょろっとしたやぎ髭のおじさん

コルビュジェよりも吉阪さんの蝶ネクタイ姿が好きだ! 2022年6月12日 建築家というより探検家というより、何かなぁ、とにかく建築家らしくない、だからその師、建築家らしい建築家コルビュジェとは異なる。でもどちらも蝶ネクタイが似合ってる、そこのところ…

ちっちゃくちっちゃく暮らしてる

久しぶりにテラバヤシ・セッケイ・ジムショに寄ってみた。あいにくテラバヤシさんは留守で奥さまと久しぶりにお話しした。テラバヤシ夫妻は住まいとお店とアトリエを一緒にして、ちっちゃくちっちゃく暮らしてる。そのちっちゃく振りが好ましい。

人生はいいものだなぁと

例によって吉田健一の文章は、何を言っているのかよくわからないのだけれど、それでも流れるようにあっちに行ったりこっちに来たりしていると、人生はいいものだなぁと思うのだった。

えっ、若い人生きてるじゃないかって

おじさんがこんな映画をポツンと見てていいのだろうか。でもいいものはいい。 2019年6月15日 今の若い人は大変かなと思ってた。難しい世界を生きてるなって思ってた。で、「愛がなんだ」を見た。新聞評を見てこれは見なきゃだと思ったから。とてもいい。えっ…

歌いたくなる、踊りたくなっちゃう!

この頃のキース・ジャレットいいなぁ!いっぱいやりながら聞いていると、歌いたくなる、踊りたくなっちゃう!チャーリー・ヘイデンがまたいいんだこれが。 https://youtu.be/sOgwNUY_QCs

しゃくだなぁ。

このおじさんたちのようにハンチングを被りこなしたいのだけれど、どうしても似合わない、しゃくだなぁ。 https://youtu.be/j7X8MvHKj-g

智恵さん

智恵さん、いいおばぁちゃんになったなぁ。いい年の取り方してるよね。 https://youtu.be/0TVtaQpYHZo

あぁこの人はいいに違いないと

帽子について語る人っていいに決まってる。 2016年6月13日 さっき届いたばかりでぱらぱらと眺めていたら、「帽子を忘れないように。まだまだ先は長いんだから。」なんて言うのがあって、あぁこの人はいいに違いないと思ったのだった。えっ、これのどこがいい…

ふんわりとした平静さを与えて愛すべき人生を生き

モンテーニュがいい、人生はキャベツ畑を耕やすようなものなんて! 2020年6月14日 どうも取り止めがなくて、何を言ってんだかと、でもとにかく読了はした。で、線を引いたところを読み返してみると、多々滋味豊かなのである。そうか、人生というのはとりとめ…