素晴らしい役者たち

この国も捨てたもんじゃないんだって、今ギリギリになって思ってる。素晴らしい役者たち、松重さんも若いみんなも。ようやく地殻変動が起こるのかもしれない、起こさないとだ!
「孫の世代が生きていく時代になって、じじいたちがめちゃくちゃしちゃったからさあ、もう俺らどうすりゃいいんだよって言われて、墓の中からごめんなさいと言うわけにもいかないんで、少なくともおじいちゃんは今言ったよって言うことぐらいかな」松重豊
https://www.youtube.com/watch?v=ZKhweCyEwsA

 

家は草木より立派であってはならない

今は草木は建築より立派であってはならないのだものなぁ。

2014年6月24日
このおうちの玄関は、ただアカンサスだけなのだけれど、なんだかよくて。鎌倉には「家は草木より立派であってはならない」という不文律でもあるのだろうか。

 

ル・コルビュジエが愛したブリーズ・ソレイユ

むかし母の書棚に「それいゆ」という雑誌が並んでいた。なんだかハイカラだった。いま愚息はブリーズ・ソレイユが好きだという。血なのかなぁ。

2017年6月14日
語感がいいからなのか、ブリーズ・ソレイユ brise‐soleil に魅かれる。直訳すると「 太陽を砕くもの」 ル・コルビュジエが愛したブリーズ・ソレイユ。 ブリーズ・ソレイユがうまい人になりたい。

 

このところいっぽん横棒が加わって

木と本という字はこんなに似ているのだと気付かせてくれた映画だった。

2021年6月24日
「木」がいいなと思って生きてきた、このところいっぽん横棒が加わって「本」がいいなと思ってる。本とニューヨークと風変わりな人々とジャズと。お気に入りが4つも揃うのだから見ないわけにはいかない。久しぶりに映画、吉祥寺のup link。最近気になっているフラン・レボウィッツおばさんがおかしい!
https://www.youtube.com/watch?v=he_GfoT_G_A

 

雪ノ下辺りのアカンサスの咲くお庭

この庭いいなぁ、何がいいんだろう?なんでもない、あまりにもなんでもない、きっとそこだろう。でもしっかりとアカンサスの花が咲いていたりする。

2014年6月23日
この国のいい住宅地は、ほとんどがお金持ちの住宅地になってしまったのだけれど、鎌倉もそんなふうになってしまっているのかなと思っていたら、それはそこ1000年近くいい町やっているだけあって、どっこいそんな風にはなっていなくて、この町が好きな人の町になっているようでうれしかった。町はお金持ちの町になんかになっちゃいけなくて、その町が大好きな人の町にならなきゃいけないなぁって、雪ノ下辺りのアカンサスの咲くお庭を見ていて思った。

 

これからは少しづつ昔の自分に戻っていくのかな・・・

辻山さんは荻窪にある本屋さんTitleの店主である。日々こつこつとお店に立って街のこと、店のこと、本のことを考えておられる。今まで2度お店を訪ねようとして辿り着けないでいる。別に難しいところではないのだけれど。今度こそTitleにお訪ねしたい。

そうした店がなくなるとは、そこに灯っていた街の光、ほのかな温かさまでもが失われてしまうことでもある。そしてその温もりは、ほかの何かで代わりにできるというものでもない。p.42
派手に勝たなくとも、変わることなく長く続けたい・・・。今日はうまくいかなくても明日こそはと思うとき、人は遠くにかすかな虹を見ている。p.123
自分に一度蒔かれた種は、たとえ時が経っても消える時はない。そのことはあなたの体が一番よく覚えている。これからは少しづつ昔の自分に戻っていくのかな・・・。p.126
わからないことばを使う必要はないし、自分の向かない場所に無理して行く必要なない。ちょっとくらいぼんやりしているほうが、しぶとい感じで長持ちする。p.194
誰かの真似ではなく、その人らしく語られたものであれば、人は自然とその声に耳を傾けるようになる。p.235
「小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常」辻山良雄著