植物は自由でいいなと思う。足がないから歩けないのにそれでも自由なのだからいいなと思う。
2016年6月20日
壁面緑化とか屋上緑化と言うとなんだか建築に遠慮しているようでつまらないなぁと思うのだけれど、遠慮なんかしなくていいんだよ、もっともっと自由でいいんだよなんて、そんなことはなかなか大きな声では言えないのだけれど、でも西荻窪にはこんな自由な植物たちがぽつぽついて、だからこの町が好きだ。
なにごとも結局は成り行きに任せるということなのだ。
2019年6月20日
うまく着地できない仕事というのがある。それでも現場ははじまる。成り行きに任せるしかないのだけれど、でもこの成り行きというのは自然の流れに乗るということだからなかなかいい。草ぼうぼうの庭、実はこれが一番好きなのだけれど、そこから一歩進めようとするとすればどうすればいいんだろう? 残したい草を見つける、残したい草を島として残す、敷地の中にポツンポツンと草の島が残る。仮払い機ひとつでできる庭、堅い言葉で言えば選択的除草というのだけれど、楽しみな技術だ。