たいせつなことはこれとこれだなぁということになり

それにしても東京堂という本屋さんは立派というかチャーミングというかかぐわしいというかの本屋さんだなぁ。ささっと歩いただけで頭がおしゃれになる。

2014年12月28日
このごろはあまり神保町を歩くことが少なくなっているのだけれど,久しぶりに訪ねてみた。多分もう好奇心というものが小さくなっているからなのだろう。まづ行ったのは南洋堂で、むかしは新しい仕事が始まるとさぁ予習にということで訪ねていたのだけれど,今ではそんなこともしなくなってしまい,手持ちの世界でなんとかかんとか凌いできたのだが、いかんいかんそんなことと、思わせてくれる再訪であった。おぉと思うようなのがさりげなく,目につくところにおいてある。そんなののひとつにアルネ・ヤコブセンのスケッチ集があって,ほしいなぁと思ったけれど10000円以上もするものだから今回は断念。やはりときどきはここに来て,さぁもういちどしごとしごと、という気持ちにならなきゃだと思った。で次は東京堂で、ここのところ気になっていた「とこしえのお嬢さん」がちゃんと表通りに面して置いてあったし,やっぱり欲しいなぁと思っていた「ピアノを弾く哲学者」もすぐ目につくところにおいてあって,ほんとうに気が利く本屋さんなのであった。そんな訳でここのところぐちゃぐちゃだった頭の中にすーっと風が吹き抜けていって,たいせつなことはこれとこれだなぁということになり,これでようやく来年も、という気にさせてくれた神保町であった。

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