なんだか訳もなくすばらしい

  • 建築家というより探検家というより、何かなぁ、とにかく建築家らしくない、だからその師、建築家らしい建築家コルビュジェとは異なる。でもどちらも蝶ネクタイが似合ってる、そこのところが好きだ。吉阪さんを見ていると分かってくる。建築家は建築家らしくなってはいけないということ、もっともっと大きな存在なのだから。ひょろっとしたやぎ髭のおじさんでいい。吉阪隆正作品を多く見ている訳ではないけれど、お茶の水に行くといつも見たくなるアテネフランセと会場で見た吉阪自邸。どちらもぼつぼつとした装飾が素晴らしい。なんだか訳もなくすばらしい。