古本屋さんは小さな小さなビジネスであってもビジネスには違いなくて

ままごとみたいな古本屋さんを始めて2〜3ヶ月が経つ。まづどれを売りに出そうかと思って書棚の前でう〜う〜唸るのが楽しい。それらのうちの幾冊かについては、もう一度線を引いたところを読み返したり、もう一度初めから読みかえしたり、ためつすがめつようやく別れを告げる本を決める時間のスリリングなこと。まるで恋人と別れる前ほどに七転八倒する。で、最近はまたもう一つ楽しみが増えたのは、徐々に古本屋さんをやっているということが皆さんに知られて、ご近所の皆さんから 少しづつ本が集まりだして、それらのうちの多くが当然ながら自分では絶対買わないだろうと思う本であるけれど、ぱらぱらと拾い読みしているうちになんだかいい本だなぁと思うようになってしまって、結構たくさん買ってしまうのだった。今日もそんなことがあってたくさん買ってしまったのだけれど、それでも5冊買っても500円で、古本屋さんは小さな小さなビジネスであってもビジネスには違いなくて、でもなんとも楽しいビジネスだなぁと思う。

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