こんな巨大な森をつくること

九州と言うと我々にとってもう一つ外せないのが、アクロス福岡でここにもようやく来ることができた。もうこれは屋上緑化とか、壁面緑化なんていうものではなくて、おおきな森で、その森が隣接する公園につながっておおきな緑のかたまりを作っている。屋上庭園と言うと、よくバビロンの空中庭園の話が持ち出されるけれど、バビロンのハンギングガーデンはその迫力においてこんな風だったのだろう。都市の真ん中にもうこんな巨大な森をつくることは無理なのだろうけれど、バブルの時代にしかできなかったいいお金の使い方をした希有の例なのではないだろうか。維持管理費は莫大なのだろうけれど、こういう森こそ、市民みんなで育てていけるような仕組みができればいいのだろうけれど、案内してくれた友人によると、概して市民の関心は低いようで、ぼくたちが登ったときにもあまり人にはあわなかった。