ことしのお花見もそろそろフィナーレを迎えようとしている。なかなか開かずやきもきさせてくれたことしの桜だったけれど、やっぱり待つことは祈ることなのだなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=wQcC1nFHgsM
ことしのお花見もそろそろフィナーレを迎えようとしている。なかなか開かずやきもきさせてくれたことしの桜だったけれど、やっぱり待つことは祈ることなのだなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=wQcC1nFHgsM
今年のお花見は不発に終わるかなと思っていたけれど、今日はようやく満開で、お天気もまづまづで久しぶりにこの街はいいな、楽しいなと思ったのだった。みんなで仲良く穏やかにお酒を飲んでお弁当を食べて。改めてお花見を発明した八代将軍吉宗は偉いなぁと思った。だってこんなに戦争や虐殺が多発している時代においてもう一度平和って、穏やかな生活ってなんだろうって考えさせてくれる風景だもの。なんだか多摩市の街づくり施策がおかしくなっている今日この頃において、街が最終的に目指すべきものは、ちっとも難しいことではなくて、市民が平和で穏やかで仲良く暮らせる環境を作ることだから。街開きから半世紀近くが経ってようやく、旧公団が目指したことはそんな当たり前の暮らしができる場所を作ることだったんだなぁと思った。
ようやく8分咲きかな?でもちょっと寒い、明日は晴れることを期待しよう。
雨の中、春の花壇の手入れ、チューリップもスイセンもけなげ、お昼は「Aprile 4月」という名の食堂。
「建築家よりも大工。アーキテクチャーよりもカーペントリー」ヤンキーの哲学者 千葉雅也さんがそんなこと言っていた。
2018年4月5日
職人が書いた本というと、神がかりな名人が書いたものが多いように思う。でもなんでもそうなんだけれど普通の人のことが知りたい。そんなことを思っていたらこんな本が出た。職人が書いた本らしく装丁もさっぱりしていて気持ちがいい。それに職人というと僕たちは日本の伝統工芸の職人あるいはドイツやイギリスあたりのクラフトマンのことしか頭に浮かばない。でもこれはノルウェ-の大工さんが書いた本だ。ヨーローッパの普通の大工さんはどんなことを考えてどんな風に生活しているのだろうと読んでみた。ひたすら淡々と日々の段取りや作業の内容が書いてある。もうちょっと盛り上がればなぁと思ったけれど、ひたすら淡々とがまさに職人であり大工さんの世界なのだ。でも、読み始めて2/3くらいのところに書いてあった。
「私には自分の培った経験がある。他人から学ぶのは大切だが、経験は私個人のものであり、もはや私の人格の一部である。もし生まれ変わるなら、偉人などではなく、自分の経験を持ったまま、何度でも職人として生まれ変わりたいと思う。ただし、毎回新しい腰が欲しいものだ。」p.217