うぅ〜んと唸ってしまった

再生東京駅に行ってきた。これまで歴史的建築物の再生の現場に身をおいた時、ほぼ100%身震いした。でも今日はようすがちがった。うぅ〜んと唸ってしまった。「仏つくって〜〜〜」と言う言葉を思い出した。ご苦労した方達にはあまりに厳しい言葉だろうか。家に帰って新聞を読んだ。そう言う事だったのか。僕の感じたことはあながち外れてはいなかったのかもしれない。でももう少し時間をかけて見守って見てあげたい。ところで、この原武史さん「団地の空間政治学」という本を書いていると言う。団地のこと、団地の政治のこと、団地の民主主義のこと、研究されている学究があまりに少ないように思う。この空気の研究こそ喫緊の課題だと思うのだけれど。

「そもそも丸の内駅舎は民衆のためのものではなかったのです。復元工事が完了しても、貴賓用の中央口が使えない事は変わりありません。この中央口をを開放するなど、外見だけじゃなく、中の構造も全て見せてこそ、初めて、一般市民が駅舎の歴史的意味を実感できるのではないでしょうか。」
「あの日、あの時、東京駅 正面は皇居 語る政治性 原武史 明治学院大学教授に聞く」朝日新聞朝刊、2012年10月1日より