風景はものを考える土台になっとうなあ

「作家となるきっかけは小学生の時の祖母との小旅行だった。地元の兵庫・舞子の海を眺めながら「風景はものを考える土台になっとうなあ」と漏らすと、祖母が電車を眺めながらつぶやいた。「あんたは本をかきぃ」それから約20年、友人と共作したライトノベルが本になり、何度かの落選を経て文芸賞を受けた。」2022年3月2日朝日新聞夕刊「考える」より
ずっと風景ってなんだろうって考えてきた。そんなことを50年近くも続けてこられたのは「風景はものを考える土台になっとう」からなんだなぁ。