結局この一冊を抱えて人生を

庭について書かれた本はたくさんある、でもみんななんかピンとこない。結局いつもこの本に戻ってくる。結局この一冊を抱えて人生を終えるのかなぁ?

20年5月6日
『IN OUT OF THE GARDEN』 著:SARA MIDDA
50年近く庭だの風景だののことを考える世界に身を置いているのだけれど、先生とか教科書とか言えるものとは出会えなくて、ずっと我流というかわがままにやってきた。でも 40年くらい前に旅先の本屋さんでこの本を手に入れて以来、ずっと何かと言うとこの本を開いている。In and out of the garden だから庭の内外とでもいうのだろうか、木や花や野菜や種や鳥や昆虫やスコップやジョウロや植木鉢など、庭や畑を取り巻く小さな風景がいくつもいくつも描かれている。 その後サラ・ミッダはどうしてしまったのだろう。もっともっと庭の絵を描いて欲しかった。