老母に代わって赤ん坊が

10年前のアクティブなお正月、若かったのかなぁ。10年後の静かなお正月、老母に代わって赤ん坊が居る。
2012年1月2日
29日、古本屋のおじさんのようになって、仕事場の本棚の掃除をしていた。捨てるものは捨てて、大切にするものは、もっと大切にして、少し秩序らしきものが生まれて、ようやく頭の中に少しの秩序が、頭の中の大掃除。翌朝、5時に起きて、京都に向かった。老母への新年の挨拶。バスに乗って御所に、ふらふら歩いた。新島襄の急居のアールのついたサザンカの生け垣がよくて、門柱の郵便受けの詳細にほぅと思い。ふらふらと寺町通りを歩いた。そのたたずまいが気に入りのtorinoutaは休み、一保堂さんで大福茶を購ったので、今年は大丈夫。スマート珈琲店のオムライスは食べそこなかったけれど、錦市場へ、卵焼き屋が健在なのを確認して、ぎゅうぎゅうになりながら、お正月の食材を買い求める京都の人たちに安心し。そんな京都が言ったのは『じたばたするな』と、だてに千年の都ではないのだな。19時過ぎ伊勢丹の地下で鯛の弁当は買えなかったけれど、23時過ぎ多摩に。深夜NHK教育『ニッポンのジレンマ 新世代12人の論客たちが日本の難問に挑む!』を見た。あんちゃんのような論客が輝いて見えた。茶髪の女子たちが頼もしかった。もう、若い人たちに任さなきゃ、もうマスメディアなんかって、おもっていたけれど、戦争を、原発を、震災を考えつづける、NHKには脱帽をと思うのは、甘過ぎるだろうか。その後も夜更かしを続けて、『知の巨人 梅棹忠夫がみた人類の未来』
千年のことを考えなきゃならなくなってしまった今、千年の都から聞くべきことはたくさんある。