街と山どっちも好きな人はどうするんだと

ちらちらと目を通しつつ、通読するまでは至らなかったけれど、先日寝床で読んでいたらなんともいい気持ちになって、何十年ぶりかでとことこと山を歩いているような気分になった。今まで街と山のあいだの本はなかった。街と山どっちも好きな人はどうするんだと思ってた。若菜さんはそこのところを書いてくれた。若菜さんの文章はのんびり山の中を歩いているようだし、判型も装丁も紙質も落ち着いていて好感が持てる。帯にある「人生に、山があってよかった」って、まさに過不足なくこの本のことを語っている。

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