ガマズミだのミツマタだのナナカマドなど山の木が生えていて

久しぶりに松本に行ってきた。特急あずさが松本に着いた時、まつもと~~~まつもと~~~ まつもと~~~ って、駅員さんのアナウンスが言った。これが正しい駅のあり方だと思った。長い旅お疲れ様でした、ようこそ松本へって、 まつもと~~~まつもと~~~がそんなことすべてを言っているようだった。今回の松本行きは楽しみにしていたからいい靴を履いてきた。いい靴はいいところに連れて行ってくれるという話を信じてる。それで松本の街をひたすら歩いた。中町通りが元気になっていた、かつては民芸頼みという趣きだった。今は若い人たちがたくさん入ってきて、おしゃれながらも松本らしいスピリットを失わない通りになっていた。道を聞いてもお店に入ってもみんなとてもゆったりとおっとりと親切だった。街を歩くと庭というより小さな植え込みがいっぱいあって、そこに、それらの遅い紅葉が晩秋を感じさせてくれた。なんで松本がこんなにいいんだろうと思ったのだけれど、それはやっぱり盆地という街の形にあるのだと思った。囲われていること、まとまりがあること、四季の山を眺めて暮らしていること、毎日川を眺めて生活していること。そんな当たり前のことが揃っている街だからなのだと思った。久しぶりの松本がとても良かったから中町通りの洋服屋さんでパディントンみたいな帽子を買った。

f:id:machidesign:20191201180417j:plain

f:id:machidesign:20191201180615j:plain

f:id:machidesign:20191201180711j:plain

f:id:machidesign:20221209042457j:plain

f:id:machidesign:20221209043207j:plain

f:id:machidesign:20191130154120j:plain