吉田健一が私たちに教えてくれること

昨日はブックトーク@たまの日だった。店長という名の進行役をまわり持ちですることになっている。昨日の店長は僕だった。店長はその日のテーマを決めることになっている。ここ10年ほど、年をとること、老いることそんなことばかり考えている。だからテーマはすぐに決まった「老い」だ。谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」からヘッセの「人は成熟するにつれて若くなる」まで、41冊が話題に上った。午後3時半から午後8時までの延々4時間半、頭の中を老い、老い、老いがぐるぐる巡った。そんな中に吉田健一の「友と書物と」があった。その中に「黄昏の時間を「寂しい」と限定しないところから、大人の時間がはじまる。そして,そう言う大人の時間をもっとも楽しませ、豊かにするものが、友との「交遊」であり、書物との「交遊」であることも,吉田健一が私たちに教えてくれることなのである」ブックトークという試みはまさに、 友との「交遊」であり、書物との「交遊」なのだなと思った。

f:id:machidesign:20201101191421j:plain

f:id:machidesign:20201101163953j:plain

f:id:machidesign:20201101200921j:plain