やっぱりいいな吉田さん。また戻って来ますから。

ただ、時代が違うんだよと逃げちゃいけない。やっぱり、帽子屋なら帽子屋、仕立て屋なら仕立て屋。それが大人だ、大人でなきゃ。

2016年2月19日
今日は、うらうらとしたいいお天気で、だから考えることもそんな日らしいことであればいいなと思っていたら、この間ロス・パペロテスで買った「考える人・2005年春号」に吉田健一さんの言葉が載っていた。
「やはり大事なのは、毎日を同じ調子で暮すことですね。第一そうしなければ、刻々の変化が楽しめない。繰り返しですよ。そうやって時間になじんでいく。なじむほど時間は親しいものになります。帽子屋ならこの帽子屋、仕立屋ならあの仕立屋というのと同じことです。そうなるには長年かかりますがね。」連載考える人12 吉田健一 坪内祐三
ここしばらく吉田さん、吉田さんて言わなくなっていたのだけれど、やっぱりいいな吉田さん。また戻って来ますから。

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