2014-01-01から1年間の記事一覧

で、ここでも白い花にであった

最近は、お墓を散歩することが多い、若い頃はほとんど興味がなかったのだけれど、若い夫婦が住宅展示場を訪ねるように、そろそろ安らかに眠れる所を探さないとと考える年なんだろうなぁ。この間も小さな音楽会場が開くまでに時間があったものだから、近くの…

ずーっとずっーとデンマークの

望月さんからご著書が届いた。デンマークのランドスケープ・デザインの本。望月さんはずーっとずっーとデンマークのランドスケープが好きで、だからとても望月さんらしい本だ。一生かけて、じぶんが好きで好きでたまらないことを一冊の本に仕上げるのってか…

表参道の方へと歩いていたら

そんな訳で、すっかり酔いもまわって、気持ちよくなって、いろんな人ともおはなしをして、ひょっとしてこの国の町ももうちょっと楽しくなるかもしれないなどとも思って、カニングハムさんの家をでて、表参道の方へと歩いていたら、居並ぶ洋服屋さんのショー…

自信なげにではあるが思う夜

いよいよ演奏もはじまって、この二人の音楽家も素晴らしくて、飯田橋のホテルのバーで偶然隣り合わせて以来デュオを組んでいるというお話もとても大人だなぁと思う粋な話だった。この日二人が弾いたのは、主にジュリーロンドンの持ち歌で、ミスティーだの星…

僕たちはそんな幸せな建築を

中に入ると、外の素っ気ない表情とはまったく違って、居心地のいい居間を真ん中に小さな寝室や書斎がぶら下がっていて、外とはまるで違った居心地の良さで、木造のモダニズム建築が生まれたのは日本だけだというお話を建築家の野沢さんがされて、僕たちはそ…

そんな隠れ家のような小さな家で

このごろはようやくと言うべきかこういう試みが増えてきた。人生も終わりの方になってようやく、こんな味わい深い楽しみが増えてきそうでうれしい。アントニオ・レーモンドが1962年に建てたこの住宅は根津美術館の裏にひっそり建っていて、あまりになんでも…

それが手に入れば幸せといっていいのだろう

最近ぼんやり、考えていたことはこんなことだったんだ。最後は一枚の絵になるのだな、今はまだ乱雑をきわめているのだけれども、きっと絵になるのだな、分かった、待ってみせるから。 「年をとるにつれ、人の記憶の配置というものは変わっていく。精神科医の…

お座りをしてじっと庭を眺める犬のように

この2〜3日また、「為さなければ」とついつい前のめりになっていた。で、ふうふう息が切れそうで、そんな風にあっぷあっぷしているとき、いつも顔を出すのが鷲田さんだ。老子さんも、老いたギャルソンも、じっと庭を眺める犬も、みんな「為してはいけない…

1962年生まれのちっちゃな住宅での音楽会

みなさんワイン・グラス片手に秋らしい素晴らしい企画であった。アントニオ、レイモンド設計 西麻布の1962年生まれのちっちゃな住宅、カニングハム・メモリアルハウスでギターとビオラのデュオのコンサートが開かれた。こんなぜいたくな時間は久しぶりであっ…

paul simon

それでは今夜のお休みの一曲は、先日のミュージック・ポートレイトに敬意を表して、paul simon https://www.youtube.com/watch?v=NCsE-_-QClc

町っていいなぁ。fin.

たった一軒の花屋がいろんな事を教えてくれる。「深窓の令嬢」ってこういうことを言うのだろうか。言葉では知っていたけれど「深窓の令嬢」を初めて風景として見た気がする。ここでようやく、2時間程の西荻窪さんぽが終わった。町っていいなぁ。fin.

でもこれが僕の仕事だと思っている

Y邸からの帰り、ちょっと寄り道が過ぎたけれど、でもこれが僕の仕事だと思っている、風景を見ること、風景を見続けること、で西荻窪で最後にいつも寄るのは、エルスール、この花屋を見つけた時、この町が好きになった。もじゃもじゃのみどり。町はたった一軒…

白がいい

さるすべりと言うとついつい紅色になってしまうのだけれど、白がいい。さるすべりでつくるホワイト・ガーデン、あってもいいと思う。なんだかとっても気品を感じる。

印刷工の少年からレジスタンスまで

不思議なことだ、西荻窪2軒目の帽子屋さん、やっぱり好きなものに神さまは出会わせてくれるのかもしれない。それにしてもやっぱり西荻窪はおしゃれさんが多いんだ。帽子屋さんってなぜか他のお店とたたずまいが違う。ちょっとだけプライドが高いと言うか。…

ところで、 uresicaってどういう意味

以前、経堂にあったuresica さん、そこで サンティアゴ・デ・コンポステーラの本に出会って、こりゃ行かなきゃだと思った。いつの間にかいなくなったと思ったら、こんな所に来てたのだ。なつかしくて入ったら、「リスボアの小さなスケッチ帖」トムズボックス…

「こんどぜったい来るからね」

ちっともおしゃれじゃないけど、でも好きになってしまったから、「こんどぜったい来るからね」と言った。こうなってくると町は恋人だと思う。

その上前よりも美しくなっているのだから

たとえ、ふらふらと気まぐれに歩いていても、ほんとうに好きだったのなら、再会できるのだと思った。その上前よりも美しくなっているのだから。

たしか「風景学入門」と言った

添景としての自転車が生きている。かつて添景の大切さを中村良夫先生に習った。たしか「風景学入門」と言った。

もっともっとたいせつにしなきゃ

かつて、町のことを学ぶぼくたちを魅了してやまなかったクルドサック、かつての恋人をこんなに粗末にしていいのだろうか。もっともっとたいせつにしなきゃ。

どうだ、この緑と白の色使いは

どうだ、この緑と白の色使いは。いまこんな色使いができる建築家がいるだろうか。西荻窪の底力!

「小さなおうち」に西荻窪で出会った

小説「小さなおうち」は夢中で読んだ。でも映画「小さなおうち」のスチール写真を見たとき、これは違うなと思った。だから見なかった。きのう中島さんが描いた「小さなおうち」に西荻窪で出会った。

漱石さんはやっぱり分かっておられた

はたざお敷地のお家が好きです。半分はまちのために、半分はご家族のために。そして「門」がたいせつ。漱石さんはやっぱり分かっておられたのだなぁ。

はたざお敷地のお家が好きです、10年程前近く、お手伝いしたYさんのお庭。駐車場のようなアプローチのような。ちょうどヤブランの花が咲いていました。

きれいに撮ってやらなきゃだ

しごと場の前のハナミズキも色づいてきた。まいにちまいにちいっしょにいるものだから、たまにはきれいに撮ってやらなきゃだと思う。 やっぱり木っていいと思うのだが。

空飛ぶカバくん

我が社のお守り、空飛ぶカバくん、いつもぼくたちがさぼっていないか見張っていると言うか、見守ってくれている。デザインって、アートって助かるものだと思う。

帽子屋さん

西荻窪のまちを歩いていたらこんなお店があった。まちにはいろんなお店があって欲しいが、帽子屋さんと言うのは格別だ。このまちには、お洒落な人が住んでるんだろうなぁということがいっぺんに分かってしまう。

人生最後に乗る車

ちらちらと気になっていながら、しっかりと見ていなかった「 先人たちの底力 知恵泉」。ずっとちゃんと見ていればよかった。先週今週は本田宗一郎だったのだが、なんともおおきな男だった。これまでビジネス書に出てくる立志伝中の男たちにはとんと興味がな…

我を知らなきゃ

表紙のポートレイトがかっこいいなぁと思ったし「 ヘミングウェイの流儀」というタイトルにも魅かれて読んでみたのだが、すとんと入ってきたのは小津安二郎のことで、僕にはやっぱりヘミングウェイではなくて小津さんなのだとつくづく分かった。我を知らなき…

今度は熊野に行って

きのうは、川口まで伊藤さんのお話を聞きに行ってきた。「フルサトをつくる」を読んでいたから、お話の内容は復習ではあったけれど、なんとも柔らかな人だ。うまく説明できないけれど最後尾を走るちっともリーダーらしくないリーダーというところかな。今度…

https://www.youtube.com/watch?v=akRLH3ibGdA