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やっぱり少し元気がないのかなぁ。それでも軽快なマヌーシュ・ジャズに始まりマヌーシュ・ジャズで終わるウディ・アレンのテイストは快調で、いつも元気をくれてありがとうという気持ちになるのは変わらない。ウディ・アレンの映画は街を主役にする映画でもあって、サン・セバスチャンの街歩きはやはりおしゃれだし、モートとジョーとの間で交わされるニューヨーク愛やパリ愛はやっぱり楽しい。それでも歳のせいなのかスキャンダルのせいなのかは判らないのだけれど、ちょっと元気ないじゃないかと声をかけたくなった。多分僕よりは10数歳上だからしょうがないのだけれど、後を追う身としてはすこし淋しい。「まだまだこれからだよ、これからも楽しく夢見て生きようよ!」と、いつもとは反対に僕がウディ・アレンを元気づけることになったしまった。
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