やっぱりウディ・アレンになりたい

「 東京のウディ・アレンになるんだ!」もうそんなことを言わなくなって久しい。そんなこと言うなんて、なんて軽薄なんだ!という年になってしまったのかもしれないけれど、人になんて言われようとも、やっぱりウディ・アレンになりたいのだった。

2014年8月30日
30代の頃、東京のウディ・アレンになるんだと、ちっちゃな声で思っていたのだけれど、あんまり大きな声で言えないものだから、そっとしておいたのだけれど、でもある時期ウディ・アレンの作る映画があまり面白くなくなった時期があって、だからあまり人に聞かせられないそんな思いも、いつしか下火になったのだけれど、きのう見て、ウディ・アレンも年とったなぁ、でもいいなぁ、いつものようにちょっと大きめのツイードのオーバーを着てニューヨークの歩道をすたすた歩いていて。だからまた、人にはとっても言いにくい「 東京のウディ・アレンになるんだ!」が頭をもたげてきてしまって、うれしいような、困ったような。でもここまできたら、もうカミング・アウトするしかないか。
https://www.youtube.com/watch?v=jP_-sSgSsWs