名言だと思う

久しぶりに音楽会に行った。途中何度も振り落とされそうになっても必死について行った。いろいろあったよね、大変だったよね、疲れたよね、でもようやく穏やかで静かな最終変奏。なんだか人生みたいだ。鳴り止まぬ拍手に「長大なゴールドベルクの後はアンコールは無理なんです」と申し訳なさそうにいうヴィキングル・オラフソン、その人柄が偲ばれた。ピアノを習い始めて7年ほど経つ、ようやく思う「音楽は聴くものではなくて、共に生きるものだ」って。ルノアールにこんな言葉がある「絵は見るものではなく共に生きるものさ」って。名言だと思う。