僕たちは民主主義の柱なんだもの

「ニューヨーク公共図書館」を見た。エンドロールにゴールドベルク変奏曲が流れた。淡々と流れていった映画なのに、最後なぜかそこで胸がいっぱいになった。安心しなさい僕たちは素晴らしい膨大な遺産を持っているのだよ。そんな風に聞こえたのだとするならば、この最後のゴールドベルクこそ、この映画を解く鍵なのかもしれない。
図書館は「民主主義の柱」なんだと言う。10数年前、公園は「民主主義の庭」だという言葉を知ってびっくりした。今や満身創痍のアメリカだけど、ニューヨーク公共図書館という「民主主義の柱」を持っている。そしてセントラル・パークという「民主主義の庭」も持っている。最近は民主主義ってなんなんだって、みんなよくわからなくなってしまって右往左往しているけれど、この映画は右往左往しない。だって「僕たちは民主主義の柱なんだもの」という映画なんだもの、「柱」が右往左往してどうする?と、そんな3時間25分だった。
https://www.youtube.com/watch?v=CpnBQrD_U68
https://www.youtube.com/watch?v=Gv94m_S3QDo

f:id:machidesign:20190606173410j:plain

f:id:machidesign:20190606174639j:plain