原平さんとスキータ・デイヴィス

今年も新学期が始まった。今の僕たちのまわりの地球のことをどうやったら、若い人たちに上手く伝えられるのかとても悩む。 「沈黙の春」がある「 コモンズの悲劇」がある「 機械と神」がある、でもこの赤瀬川さんの「ラストオーダーですよ」がいい。すべて分かりやすいことがいいことではないけれど、もっともっとわかりやすく、自分に引き寄せて考えるべきだと思う。そんなことを考えていたら、ふと the end of the world のことが頭に浮かんだ。僕はまだこの歌詞のことをちゃんと理解しきれていない、でも原平さんとスキータ・デイヴィスが二人で若い人たちに語ってくれたらと思う。二人とももう逝ってしまったけれど。
「例えばお酒を飲んでいても,お店に行ってちょうど盛り上がる頃に店じまいというのが始まる訳です。ですから,実際には店じまいになかなか気がついていないし,私自身も分からないのですけれど,端々で終末に迫られているのが分かる訳です。今の状態というのは,いわばラストオーダーといいますか,お店によって違いますけれども十一時ぐらいになると,「ラストオーダーですよ」と言ってきます。今はそういう状態なのではないかと思うのです。ですから,これ以上注文できないと言いますか,地球の状態ではだいたいそう言うことだと思うのです。」都市にとって自然とはなにか・赤瀬川原平
https://www.youtube.com/watch?v=CWykGq5dfs4