2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
お昼を過ぎるとしごと場の中に金木犀の香りがそこはかとなく漂ってくる季節となりました。見えないのですけれど。来年の秋も来年の秋もと思います。
もう少しからだが小さかったら、ここに住んでみたいのだが、どうせ春まで空き家なんだから。
「里の秋」という唱歌がありました。「ニュータウンの秋」って歌が欲しいです。この町のことを歌った歌がないなんて、町としてまだまだなんですよ。
きのう、Japan Landscape Forum の総会があった。この会場が気に入っている。婦選会館。今の時代に絶滅危惧種のような場所。それでも持ちこたえてはる。がんばってはる。そんな場所で総会が執り行われるJFLって大丈夫?環境の時代と言われて、地球の時代と言…
最近はお墓を見て歩くことが多い。仕事ではあるのだが、自分がどこで眠ろうか、ということでもある。きのうは、埼玉県はびん沼川の畔までやってきた。それほど期待はしていなかったのだけれど、これがいいのだ。植物がいっぱい、それも多種多様で。多くは在…
お墓を探してうろうろしていたら、びん沼川の畔に出てしまった。おっちゃんたちが釣り糸を垂れていた。最近は釣りと言うと、フライフィッシィングなどといってスポーツとしての釣りを考えることが多い。だからこんな風景を見ることはすっかり少なくなってし…
お気に入りの番組のひとつにミュージック・ポートレイトがあります。今朝新聞の番組欄に(終)の字を見てひどく残念に思ったのでした。特に先週・今週は樹木希林と寺田農ですから最後にふさわしい重厚なお二人です。この番組を見ていると人生は音楽そのもの…
きのう お隣から無花果をいただいた。器に盛ったりしているとしんとしてきて。こんな果実もめずらしい。
いっぽんだけ、ヒガンバナ。雨の中、断固としてわたしは咲く!と言っているから。
雨のおちあい・つるまきコミュニティ・ガーデン。ヒガンバナとオレガノとツワブキとツルニチニチソウ。まぁ、めちゃくちゃと言えばめちゃくちゃなのだけれど。みんなでわいわいやっているから。
ずっと現場に提げて行く図鑑を探していた。きょう初めてこれをもって行った。とても重いのであるが、多いに助けてくれた。採取した葉っぱを帰り道、お茶とクリのケーキをいただきながら、調べてみた。多分すべての木の正体にたどり着けたと思う。その時間が…
今日あさ、しごと場に来るとき、ふっと金木犀の香りが鼻をかすめたような気がしました、ちょっとまだ早いような気がしますが、あれはたしかに金木犀。だから今日はクリーム・シチューにしようと思います。金木犀とクリーム・シチュー、どこでどうつながるか…
最近は、お墓を散歩することが多い、若い頃はほとんど興味がなかったのだけれど、若い夫婦が住宅展示場を訪ねるように、そろそろ安らかに眠れる所を探さないとと考える年なんだろうなぁ。この間も小さな音楽会場が開くまでに時間があったものだから、近くの…
望月さんからご著書が届いた。デンマークのランドスケープ・デザインの本。望月さんはずーっとずっーとデンマークのランドスケープが好きで、だからとても望月さんらしい本だ。一生かけて、じぶんが好きで好きでたまらないことを一冊の本に仕上げるのってか…
そんな訳で、すっかり酔いもまわって、気持ちよくなって、いろんな人ともおはなしをして、ひょっとしてこの国の町ももうちょっと楽しくなるかもしれないなどとも思って、カニングハムさんの家をでて、表参道の方へと歩いていたら、居並ぶ洋服屋さんのショー…
いよいよ演奏もはじまって、この二人の音楽家も素晴らしくて、飯田橋のホテルのバーで偶然隣り合わせて以来デュオを組んでいるというお話もとても大人だなぁと思う粋な話だった。この日二人が弾いたのは、主にジュリーロンドンの持ち歌で、ミスティーだの星…
中に入ると、外の素っ気ない表情とはまったく違って、居心地のいい居間を真ん中に小さな寝室や書斎がぶら下がっていて、外とはまるで違った居心地の良さで、木造のモダニズム建築が生まれたのは日本だけだというお話を建築家の野沢さんがされて、僕たちはそ…
このごろはようやくと言うべきかこういう試みが増えてきた。人生も終わりの方になってようやく、こんな味わい深い楽しみが増えてきそうでうれしい。アントニオ・レーモンドが1962年に建てたこの住宅は根津美術館の裏にひっそり建っていて、あまりになんでも…
最近ぼんやり、考えていたことはこんなことだったんだ。最後は一枚の絵になるのだな、今はまだ乱雑をきわめているのだけれども、きっと絵になるのだな、分かった、待ってみせるから。 「年をとるにつれ、人の記憶の配置というものは変わっていく。精神科医の…
この2〜3日また、「為さなければ」とついつい前のめりになっていた。で、ふうふう息が切れそうで、そんな風にあっぷあっぷしているとき、いつも顔を出すのが鷲田さんだ。老子さんも、老いたギャルソンも、じっと庭を眺める犬も、みんな「為してはいけない…
みなさんワイン・グラス片手に秋らしい素晴らしい企画であった。アントニオ、レイモンド設計 西麻布の1962年生まれのちっちゃな住宅、カニングハム・メモリアルハウスでギターとビオラのデュオのコンサートが開かれた。こんなぜいたくな時間は久しぶりであっ…
それでは今夜のお休みの一曲は、先日のミュージック・ポートレイトに敬意を表して、paul simon https://www.youtube.com/watch?v=NCsE-_-QClc
たった一軒の花屋がいろんな事を教えてくれる。「深窓の令嬢」ってこういうことを言うのだろうか。言葉では知っていたけれど「深窓の令嬢」を初めて風景として見た気がする。ここでようやく、2時間程の西荻窪さんぽが終わった。町っていいなぁ。fin.
Y邸からの帰り、ちょっと寄り道が過ぎたけれど、でもこれが僕の仕事だと思っている、風景を見ること、風景を見続けること、で西荻窪で最後にいつも寄るのは、エルスール、この花屋を見つけた時、この町が好きになった。もじゃもじゃのみどり。町はたった一軒…
さるすべりと言うとついつい紅色になってしまうのだけれど、白がいい。さるすべりでつくるホワイト・ガーデン、あってもいいと思う。なんだかとっても気品を感じる。
不思議なことだ、西荻窪2軒目の帽子屋さん、やっぱり好きなものに神さまは出会わせてくれるのかもしれない。それにしてもやっぱり西荻窪はおしゃれさんが多いんだ。帽子屋さんってなぜか他のお店とたたずまいが違う。ちょっとだけプライドが高いと言うか。…
以前、経堂にあったuresica さん、そこで サンティアゴ・デ・コンポステーラの本に出会って、こりゃ行かなきゃだと思った。いつの間にかいなくなったと思ったら、こんな所に来てたのだ。なつかしくて入ったら、「リスボアの小さなスケッチ帖」トムズボックス…
ちっともおしゃれじゃないけど、でも好きになってしまったから、「こんどぜったい来るからね」と言った。こうなってくると町は恋人だと思う。
たとえ、ふらふらと気まぐれに歩いていても、ほんとうに好きだったのなら、再会できるのだと思った。その上前よりも美しくなっているのだから。
添景としての自転車が生きている。かつて添景の大切さを中村良夫先生に習った。たしか「風景学入門」と言った。