2024-12-28 そこには「庭」があるのだ 本 庭 ようやく体調もよくなりつつあって、ぼんやりの一日、ホットワインを頂きつつ、宇野さんをぽつぽつ読んでいる。宇野さんがこんな本を書いてくれるなんて、新進気鋭の批評家が庭について書いてくれるなんて、こんなに嬉しいことはない。 「家」族から国「家」まで、ここしばらく、人類は「家」のことばかりを考えすぎてきたのではないか。しかし人間は「家」だけで暮らしていくのではない。「家庭」という言葉が示すように、そこには「庭」があるのだ。 「庭の話」宇野常寛著p.60