いつも暇そうだ、がらんとしている

国立・富士見台団地商店街のstreet piano、土曜日はおじさんがダニーボーイを弾いていた。ぼくと同じような年恰好で僕と同じようなぽつぽつさ加減で。「おじさん、ともに長生きしてずっとぽつぽつとピアノを弾いていられるようにしましょう」と心の中で思った。次に来た中学生くらいの女の子はくるみ割り人形の「花のワルツ」を弾いてくれた。土曜日は次々に弾く人が現れた。こんな日はピアノもうれしいだろうなと思った。帰りにmaru cafe に寄った。ようやく1週間も終わったからイッパイと思ったけれど、まだ読んではいないけれど町田康の新著「しらふで生きる」−人生の寂しさと短さを酒なしで味わおうと思った−の新聞広告のコピーが気になっていて、ちょっとブレーキがかかってる。で、バナナ・ケーキとコーヒーを注文した。これが良かった。美味しいケーキとコーヒーさへあれば、あえてアルコールは必要としないカラダなんだなぁと思った。maru cafe いつも暇そうだ、がらんとしている。でもここのいいところはこの 「がらん感」なのだ。つぶれてしまっては困るけれど、この「がらん感」は大切にしてほしい。映画「ピロスマニ」の世界みたいなところだなと思った。
https://www.youtube.com/watch?v=C6tIzxmPCQE

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