2013-08-13から1日間の記事一覧

とてもめずらしいことだけれど

松本市美術館の中庭はうまく行っていると思う。やわらかくて、しずかで、なんでもない。

また来年、来るから

家って何だろうって、ここにくるといつも思う。結論はやっぱり見えない。でも壊してしまったら、なくなってしまったら、そのやっかいな問いにさえ出会えなくなる。また来年、来るから。

彌生さんに会いに

旅の終わりは、松本市美術館に彌生さんに会いに。なぜだか元気になれた。

小さいながらもずっと続いて

1983年に始まった、白馬・和田野の森教会コンサート、リハーサルも楽しそう、演目もシューマンのピアノ五重奏曲とブラームスのピアノ三重奏曲ととっても渋い。小さいながらもずっと続いて欲しい音楽会。

これが信州のもてなし

駅の降り立つと古書店を探すことが多くなった。松本、慶林堂。店主がお茶を入れてくれた。これが信州のもてなしなのだと言う。小一時間も話しただろうか。古書店の棚にその町が見えるという。「荷風さんの戦後」半藤一利著と「老子の思想」張重元著を買った…

決して忘れないから

田舎の農家の庭先が好きだ。「自然でしょう」と言う英国風の庭でもなく、フランス風の整形式でもなく、もちろん日本庭園の流れをくむわけでもない。どこからも忘れ去られているのかもしれないけれど、ぼくは決して忘れないから。

なおそこにある

30数年以上も前に設計した家と庭。草におおわれてもなおそこにある。建築は我流なれど、洋雑誌abitareを繰りかえしめくりながらスケッチをした。あのころのabitareは夢のようだった。

思い出深い家がある

3日間の夏休みが終わった。白馬山麓に思い出深い家がある。ここに来ると考えることがある。「家」って何だろう。こんなものに引きづられてたまるかっておもう。これほど大事なものはないとも思う。 大きな木 大きな木蔭 夏休み (宇多喜代子)