優雅に静かに踊ってみせる

朝6時前に起きたりすると、「古楽の楽しみ」などと言う、浮世離れした番組がラジオから流れてくる。今日はイタリアの17世紀の音楽だと言う。このところ払っても払っても押し寄せてくる雑事、俗事だけれど、17世紀のローマにまで逃げてくると、さすがに追いかけては来るまい。そっちがそんなにも過酷に、騒々しくやって来るのなら、こちらはあくまで、優雅に静かに踊ってみせる。