末永く引き継がれて行くことを

まだまだこんな日本もあるのです。諦めずにおこうと思います。

2012年6月4日
母の米寿のお祝いに箱根の富士屋ホテルに来ています。 明治11年に生まれたこのホテル、なんと言ってもその歴史が圧倒的なちからです。宮ノ下の大火、関東大震災先の大戦、米軍による接収など様々な困苦をくぐりぬけて、あるいは、ラフカディオ・ハーン、アーネスト・フランシスコ・フェノロサ、ヤン・レツル、フランク・ロイド・ライトなどもひとときの休息を得たと言います。 新進気鋭のホテル群に比べて、様々なほころびも目立つのですが、二日間、多くのことを感じ学びました。 このようなホテルや場所が、末永く引き継がれて行くことをのぞみながら、260号室、椿camelliaの部屋を後にしようと思います。