末永く引き継がれて行くことをのぞみながら

母の米寿のお祝いに箱根の富士屋ホテルに来ています。
明治11年に生まれたこのホテル、なんと言ってもその歴史が圧倒的なちからです。宮ノ下の大火、関東大震災先の大戦、米軍による接収など様々な困苦をくぐりぬけて、あるいは、ラフカディオ・ハーン、アーネスト・フランシスコ・フェノロサ、ヤン・レツル、フランク・ロイド・ライトなどもひとときの休息を得たと言います。
新進気鋭のホテル群に比べて、様々なほころびも目立つのですが、二日間、多くのことを感じ学びました。
このようなホテルや場所が、260号室、椿camelliaの部屋を後にしようと思います。