でもまさに「失われた時を求めて」なんて

もう2年も前に人生やり残したことは「失われた時を求めてプルースト著を読了する事かもしれないって、背水の陣のつもりで岩波文庫全14巻を揃えた。でも例によって挫折による挫折、牛歩に次ぐ牛歩、それでも諦めずに最近また読み始めている。フランスの人名も地名もちっとも頭に入らないし文章は流れない、それでも少しづつ少しづつ電車の中でベッドの上で読み続けていたら、ようやく波に乗れつつある。最近読んだ「本は眺めたり触ったりが楽しい」と言う本の中に「本の良し悪しは重量で決まり、厚い本がいい本だった」と言うことが書いてあって、僕の貧しい読書人生を振り返って、なるほどなぁそうかもしれないと妙に納得したのだった。「失われた時を求めて」はまさに超絶長い本だよ。よしよしがんばるぞとまた思い返して諦めずに読み進もうと思ってる。読了した時にはどんな風景が見えてくるのだろう、今からそれが楽しみだけれど、2年で2巻しか読めてなくて、14巻も生きている間に読み終えることができるのだろうか。でもまさに「失われた時を求めて」なんて人生の最晩年に読むに相応しい本ではあるよね。

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