もうそんことはどうでもよくなって

外はうらうらとしたいい天気で、だから何をしようかと、まっ、本でも読むかと思った。この間、石田千さんの「月と菓子パン」を読んでいたら、永井宏さんの本を大切にしておられると書いてあって、石田さんと永井さんって全然違うのになと思ったけれど、永井さんを大切に思う石田さんが好きになった。そんなわけで、久しぶりに永井さんの本を読んでいたらやっぱり良くて、永井さんみたいな人になりたいなぁと久しぶりに思った。永井さんはとっても偉い人でもすごい人でもなくて、ただただいいなぁという人で、ひょっとして僕にでもなれるかなぁと思わせてくれる人で、これまでもう少しえらい人にならなきゃなぁと本を読んでいたりしていたけれど、もうそんことはどうでもよくなって、親しい友達に会うために本を読めばいいんだなと思い直してる。