郵便なくして何の人生かと思う

やっぱり今年もウンウン唸っている。今年は格別暑い上、ウンウンも例年になく酷い、もうやめにしたい、いい加減にしたい、でも便りを書くために生きているようなところがある。郵便なくして何の人生かと思う。暑中見舞いひとつにどうしてこんなに肩に力が入ってしまうのだろう? でも大切なのだ、ハガキ一枚の中に人生はある。何とか今日こそは描き終えたい。

2019年8月12日
夏休みもお正月休みもほぼ年賀状書きと暑中見舞い書きで終わってしまう。もうずいぶん年もとったから辞めてもいいだろうと思うのだが、結局毎年うんうん言いながら七転八倒している。で、この夏はどうしようと過去の暑中見舞いを取りだして眺めていたら、これは簡潔なlife historyのようなものになっているのに気がついた。時代の空気、手がけた仕事、興味のありようなどが簡潔に読み取れて、これは続けなきゃと思った。2005年8月9日の残暑見舞いにこんなのがあった。「夏休みは、昼寝もしたいし、本を読みたくもあります。でもこの夏こそ、出発の季節のような気がします。」おぉ、なんと若いのだろう!

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