ずっと変わっちゃいけないところ

キャンプするのに、ボート漕ぐのに、焚き火をするのに、意味なんか求めちゃいけないと思う。森の中は森の中でいいと思う。

2015年7月22日
最近サマーキャンプという言葉を聞かなくなった。代わりに環境教育や環境学習、ワークショップという言葉に変わってしまった。サマーキャンプでいいのにと思う、教育や学習でなくっても。夏休み、森の中や池の畔にテントを張って、みんなでごはんを炊いて、焚き火を囲んで、ボートを漕いで、とにかく思いっ切り遊ぶ。それでいいと思う。六甲山、こどもの頃サマーキャンプに来た所を探り当てた。50数年振りだった。池もファイヤーサークルもキャンプサイトもちっとも変わっていない。強烈になつかしかった。ひとには出発点みたいな所が必要だと思う。ときどき戻ってきては今の自分の位置を確かめてみるところ。ずっと変わっちゃいけないところ。でないといつまでもふらふらし続けなければならない。いつまでも誰もをつなぎ止めてくれている所が必要だと思う。