心意気が出ていて嬉しい気持ちにさせてくれる

最近は誰もが雑誌というものを読まなくなって、僕も定期購読するものは無くなってしまった。それでもたまにバック・ナンバーに目を通していると、その雑誌特有の空気のようなものがあって、毎月毎月あるいは春夏秋冬ごとに送られてくると、日々の生活の中に一本の軸のようなものが通るような気がする。この雑誌『住む。』も2012年の秋号でプツンと途切れてしまって、大仰にいうとそれ以降は何を心棒に生きてきたんだろうと思ってしまう。それにしても『生きる。』や『生活』じゃなくて、あるいはもっと具体のタイトルでもなくて『住む。』としたところにこの雑誌の心意気が出ていて嬉しい気持ちにさせてくれる。