せめて気分だけでも贅沢に暮らしたい

景気が悪くなった頃から、雑誌の定期購読をやめてしまった。専門技術雑誌も「住む。」も「アルネ」も「クウネル」も。でも何かをなくしたように思えてならなかった。多分、生活の芯のようなものがなくなってしまったのだ、かつての「暮らしの手帖」が担ってくれていたような役割が。これじゃいかんと、10数年ぶりに雑誌の定期購読をはじめた。それらはかつての講読誌とはいささか趣が異なる。&Premium とNHKテキスト趣味の園芸の定期購読を始めた。もうそんなに長くない人生、せめて気分だけでも贅沢に暮らしたい。&Premiumはひたすら豊かな暮らしをおっかけている。例え非難を浴びようとも、贅沢は敵ではない、豊かな暮らしは非難の対象ではない。雑誌は大切なもの、雑木林が宝ものだったように、雑巾が働きもののように。