あなたの手を信じなさい

今朝、kさん夫妻から、圧倒的に人手が足りないのですよという悲鳴が聞こえてきた。僕は枝野さんは信じていいと思っているから、生まれて初めて選挙事務所というところに足を踏み入れた。僕くらいの、あるいはもう少し上の年恰好のおじさんや、おばさんたち数人が、黙々と党名や宛名のシール貼りをしていた。選挙事務所というより、みんなで黙々と内職をしているような風景だった。それで黙々とシール貼りをしているうちに蘇ってきた言葉が「あなたの手を信じなさい」という言葉だった。物をつくる現場の片隅に身を置く者にとって、この言葉を時々思い出す。政治の世界でも同じことなのだ。アタマやココロで考えているだけではちっとも進まなくて、最後はやっぱり「手で考えて」「手を信じる」ということなのだと思った。ひょっとしてこういうふうにあることを市民というのかなと思った。これまでぼんやりしていた市民というもののイメージを少しだけ見たような半日だった。