それだけのものであるのだが

これは行かなきゃということで、行ってきた。絵というものは、だからといって、それだけのものであるのだが、でも他のものは、もっともっとそれだけのものであるからして、やはりこのちからを信じてみるとか、賭けてみるとかするしかないのではないかと、このごろはやようやくそう思うようになったものだから、よく美術館に足を運ぶようになった。エミール・クラウス展、東京ステーション・ギャラリー