2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ぼくは古本屋のおやじさん」

一箱古本市、ずっと古本屋さんがやりたかった。ようやく念願が叶った。本が人と人をつなぐ、本がまちを元気にする。名著にもぞっき本にも、どんな本にも伝えたいところがある、愛すべきところがある、そんなことを人から人へと伝えたい、そんな思いからはじ…

ますますモリスくんが

ウィリアム・モリスのことを時々知りたくなる。だからむかし買った「ウィリアム・モリスの庭」を取り出してもういちど読んでいた。で、きのうこんな一節に出会った。「ある時彼は一人の女性に、自分の講演が良かったかと尋ねた。返事は思いがけないものだっ…

でもやっぱり春の空だよ

ひょっとして春の夕方の空かなと思った。いやいやまだまだそんなはずはないとは思ったけれど、でもやっぱり春の空だよ。

一緒に年をとっていけること

お気に入りの女優さんは一緒に年をとっていくから、しばらくぶりに会うと、わぁ、おばさんになったなぁと思う。きのうダイアン・キートンに久しぶりに会ったけれど、アニー・ホールやマンハッタンの頃のなんともおしゃれなニューヨーカーではなくて、とって…

「孤高」「一人」「春待つ」かな?

家の前の梅の木Prunus mumeもずいぶん花を増やしてきている。晴れの日など青空を背に気持ちがいい。造園学の碩学、白幡洋三郎さんは花見を「群桜」「 群衆」「飲食」と述べておられる。それじゃ梅見はなんだろう。「孤高」「一人」「春待つ」かな?

でもなんにも見えない。

きのうは恒例の武蔵五日市、新年会。ロウバイChimonanthus praecoxが咲いて、ウメPrunus mumeがつぼみをつけて、お天気もまづまづで。さて今年はどうするんだろうと考え続けた一日であった、でもなんにも見えない。

恥ずかしい邦題の映画が好き

すこし期待はずれではあった。言っているのは老後を支えるのは、行政でも福祉でもなく、地域であり隣人たちであるということ、それを福祉先進国のスウェーデンの映画が言っているところに説得力があった。でもどんな映画にもへぇー思うところがある。彼の国…

水辺にあった頃

今年はスイセンNarcissusの花付きがいいようだ。スイセンというのは誰もが好ましく思う花だけれど、それでもちっとも手あかがつかない。街の中にあっても水辺にあった頃の風情を失わない。

slowly,easily,lazily

いつだってすぐ忘れてしまう、それで息苦しくなってしまう、それでまたこの言葉を思い出して一息つく 。It (our culture) has developed slowly,easily,lazily. by E.M.Forster 『イギリスの文化は、ゆっくり、のんびり、だらだらと育ってきたのです。』

時間を、降り積もるように少しづつ、ゆっくり、ためていくこと

津端さんはいろんな時代を生きて来た。戦争中、海軍で戦闘機の設計をしていた。戦争が終わって、レーモンド事務所や坂倉事務所といったアトリエ事務所の自由でのびのびとした世界で腕を磨いた。でもじぶんの仕事は、焼け野原になったこの国に新しいまちをつ…

おやすみアイリーン

ようやくの週末。「おやすみアイリーン」は、ほんとうにおやすみって感じにする歌だ。むかしは、おやすみの歌ってたくさんあったような気がするけれど、ここのところ余り思い浮かばない。みんなもうのんびりとおやすみの歌なんて歌わなくなくなってしまった。…

人柄ということ

昨日の夜、高校時代からの友人のkから電話があった。おんなじことばかりくり返して言うから、明らかに酔っぱらっている様子であった。酔っぱらいと言うと、余り真剣に受け答えしなくなるものなのだけれど、kと話しているとこちらまでだんだんと愉快になって…

梅のつぼみに気がつく頃

朝、仕事場に向かう道、梅の木がつぼみをたくさんつけていた。早い春「あっ梅」だと気がつくようになって10年くらいになる。梅のつぼみに気がつく頃から春がはじまる。

the beautiful foolishness of things

お正月ももう10日になってしまいました。今年は喪中ということで個人としては年賀状を控えているのですが、法人というか社会的存在としてはやはりご挨拶しなきゃということで遅くなりましたが、みなさま本年もどうぞ良いお年をお送りください。

今年はもっと音楽を

ここのところお正月の恒例はパルテノン多摩のニューイヤー・コンサート。インターミッションのワインもうれしくて後半はほろ酔いでドボルザークということになった。年の初めのコンサートは不穏な世の中になっても、今年一年初めて点す灯のようなものだから…

やっぱりイノダが好き

むかし、冬、朝6時前に夜行バスで京都駅に着いた。寒くて寒くてでもまだどこも開いていない。ふとイノダ・コーヒーは朝7時からだと聞いたことを思い出した。店の前についたのは6時過ぎだったから外で待っていたら、どうぞと中に入れてくれた。7時からで…

たゞ牛のやうに

初詣は錦天満宮に行った。この牛が好きだから京都に来るとこの牛を撫でに来る。 「 どうぞ偉くなつて下さい。然し無暗にあせつては不可ません。たゞ牛のやうに圖々しく進んで行くのが大事です。・・・・・・吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なり切…

You'll Never Walk Alone

https://www.youtube.com/watch?v=x3aGlKYlEiY

それでやっぱり締めくくりはJohann Strauss

こんなに早くまたお正月が来るの、いやになってしまうなぁと思ったり、年賀状はたいへんだし、もうお正月なんか来ない方がいいと思ってしまうのだけれど、お正月も七日にもなると、ウィーンからシュトラウス一家がやって来たり、七草粥っておいしそうだなぁ…

今年もいっしょうけんめい仕事しなきゃだ!

お正月の締めくくりはやっぱりこれでなきゃ、これを聞いて今年もいっしょうけんめい仕事しなきゃだ! https://www.youtube.com/watch?v=_lz36BZkTBM

既に春が来ている

1月3日、三十三間堂の庭に十月桜Cerasus subhirtella と木瓜Chaenomeles speciosa が花をつけていた、木蓮 Magnolia liliiflora がつぼみをつけていた。まだまだ寒い季節なのに、草木には既に春が来ているのかなと思った。