石田さんは町を書く

石田千さんは町を書く。ぼつぼつと読み続けたい。

 

2023年3月18日

石田さんは町を書く。どっちかと言うとしょぼっとした町を書く。あんまりしょぼっとしたくないけれど石田さんの本が好き。「休日のちいさな本」という章で、石田さんの好きなちいさな本が挙げられていた。ちょっと意外にもずっと疎遠だった永井宏さんの本が挙がっていて、そうだもういちど永井さんに出会い直そうと思った。

「本は、木箱にいれておいて、あふれてくるとかたづける。くりかえしかたづけても、箱の中に残す本があって、並べてみるとちいさな本が多いのだった。本を読むのは休みの日で、出かけるときにも一冊連れて行く。そんなふうにして、ちいさな本が増えた。なんど読み返しても、手もとに残るちいさな本が増えていくのは、楽しい」

①「久保田万太郎句集こでまり抄」 ふらんす堂

②「SUNSHINE+CLOUD18 」 永井宏 サンシャイン プラス クラウド 

③「猫」 有馬頼義ほか 中央公論社

④「春のてまり」福原麟太郎 三月書房

⑤「ぜんまい屋の葉書」金田理恵 筑摩書房

⑥「河流小佳 錦誘河川」王鉄柱

「月と菓子パン」石田千著 P.167